とある事件をきっかけに、息子の泉とすれ違うようになった百合子。泉が社内結婚し
子供が産まれようとする頃、百合子は認知症を患う。泉は母が記憶を失っていく一方
で、母との思い出がよみがえってくる。彼はやがて封印していた思い出に向かい合う
ことになる。
認知症になってしまった母親 どんどん 記憶がなくなっていく・・・親子間の温かい
思い出の記憶と忘れたくとも忘れられない辛い記憶・・・息子はその「記憶」に もがき
苦しむという菅田将暉さん チャレンジ!の題材でした。「認知症」もハードルが高い
内容であるのにその前に「毒親」を前に持ってきてしまった為、ハードルは高くなり
ましたね、あの「ファーザー(A・ホプキンスが認知症の父親)」よりも 更に難しい
表現を強いられたかな?と、最初に重要な母親役に嫌悪感を抱いてしまう設定が一寸
厳しいものになりましたね。いくら原田美枝子さんが可愛らしい口調で喋っても入って
こない・・・あざとく感じてしまって。子供の前では「女」を感じさせる可愛さは
いらないし自然体の喜びが欲しかったかも? あの半分の花火の演出も素敵だったし
普通ならあのシーンで涙腺が・・・のはずでしたが
「半分の花火」のまさかのタネ明かしはいいけれど、それをもって母の愛
というのには抵抗がありました ☆☆☆