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一日一書 1508 鷹の目の枯野に居るあらしかな・内藤丈草

2018-12-06 10:41:55 | 一日一書

 

内藤丈草

 

鷹の目の枯野に居(すわ)るあらしかな

 

ハガキ

 

葦ペン

 

 

【句解】

冬枯れの野に鷹匠の小手に据えられた鷹は、

獲物をねらって精悍な目を光らせている。

おりから吹きすぎる風にその羽毛は逆立つばかりだ。

(『日本古典文学全集72 近世俳句集』)

 

 

季語は「彼野」で冬。

 

これが「鷹狩り」の句だと知らないと

まったく違った情景が浮かんでしまいます。

【句解】の「おりから吹きすぎる風にその羽毛は逆立つばかりだ。」という鑑賞も

筆者の想像力によって生み出されたイメージ。

「鷹狩り」の様子を知らないと、それでもイメージが湧きにくいかもしれません。

 

 

これは、ハガキに、葦の枯れた茎を

バラバラにしたもので書いてみました。

いちおう「葦ペン」といってますが

ペンとはいえません。

自作です。

墨をためないし、ふにゃふにゃして書きにくいったらありゃしない。

それを、あえて。

 

 

 

 

 

 

 

 

 


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