昨夜息子も私も午後10時近くに帰宅したので、皆の顔が揃った段階でマッターホーンの誕生日ケーキに9本の灯りを点して、皆でハッピーバースデイを唱和して「お誕生日祝い」を楽しく実施できた。一家揃っての本当に楽しいパーティーだった。考えるとこの90年間よくぞ長生きしたものだと自賛した次第である。世間ではこの年齢になると病没した人の公告通知が紙面に出るが、老衰との表現がいとも簡単に使用されている。私もその年齢層に到達したのかと思う時、いとど感慨無量なものを覚えると思惟する。陸士を経て、歯科医師、医師となって、両資格を臨床に患者診療に活用していた。最近は学生教育に微力を尽くすなどして、まだ現役なのである。来年7月で任期を満了して愈々引退の時期を迎えることとなり、あと正味一年を残すのみの社会への奉公であり、転た感慨無量である。昨夜の愛弟子の教授就任祝賀会で冒頭の挨拶を依頼されて約5分間程挨拶をしたが、これが弟子礼賛の最後かも知れない。今朝早めに起きて娘の作った朝飯を3人で食べた。家内も準備せずに食べられる楽しさを言葉にしていた。正午過ぎには、予約していた和風京料理を食べに行く予定である。90歳の誕生日、思い出に残る嬉しさ懐かしさがあった。