蔵から出てきた古い着物と
いただいた着古した着物が行李に入れたまま
箪笥からはみ出して狭い部屋で場所をふさいでいる状態なので、
片づけをしています。
いつもは見て見ぬふりをしているのですが、
片づけを手伝ってくれるという同級生がいるものですから
着物を広げて
「ごれはご自由にお持ちくださいで」
「これはいいものだよ~、触ってみて分かるでしょう」
ひとしきり手よりお喋りが忙しい?かな。
いい着物はそれぞれ物語があり、
見ていても飽きません。
↑ ご自由にお持ちくださいにして、
使う方に持って行っていただきましょう。
着物を着る方が少なくなった昨今、
着物たちはかわいそうです。
かつては3代に亙って受け継がれたものです。
まだまだ着物の知識が少ないのですが、
自分で着もしないのに最近は渋い、紬がいいな~と思うのです。
織り工房をしていると
手織りに関心がある方は裂き織りがしたいのです。
古い着物があるから裂き織りにしたいっていらっしゃる。
それ裂いちゃうのはかわいそう。
かといって何に使う。
できればリメイクして生き返らせてあげたい。
裂き織りにするにはよれよれ、テレテレになったものでいいんです。
そのほうが織りやすい。
「着ないし、いらなかったら捨ててください」って置いていく方もいらっしゃる。
とてもゴミにはできません。
ついつい、引き受けてしまうのです。
少しずつですが、着物が増えています。
自分でリメイクすることを考えようとその関係の本を購入するも
気持ちはあってもなかなかです。