金沢ライブから早一週間。怒髪天御一行様は次の地、四国に行ってるというのに、今さらですが思い出しながらの金沢メモ。
5年前だったかな、吉川と増子さんが石川テレビの番組で共演ってときに金沢工業大学まで観覧に行った。あんときは怒髪天に出会ったばかりの頃で、大好きな吉川と怒髪天がつながった!ってことが嬉しくて、トークのためだけに行きました。ほぼほぼ吉川を観てた感じだったのが、今や怒髪天ワンマンで金沢まで来るようになっちゃいました。
怒髪天TOUR2015 Oh mama God!
~オヤジだョ!全員酒豪~
@金沢 AZ
AZに来るのは初めて。アズって読むことも知らなかった
開場後の待ちが30分ってのは助かる。1時間だともう立ってるのがツラくなる。そして狭いライブハウスにありがちなただそこにいるだけで暑いってのはなくて、横のエアコンが涼しくてよかったです。
相変わらずSEはフラカン。
時間通りに開演。
もう時間経って時系列的なものはわからないけど、増子さんの前日につづく絶好調トークはほぼ「宇宙軒」のこと、それと同じ日金沢でライブやってたトライ的なものとフジ的なもののこと、そして大失敗した坂さんをいたぶるハナシなど。
前の日粟津で「金沢~!」って叫んだけど、金沢じゃなかったですね、3回目くらいでこりゃあ違うなって気づいた、と反省から。
誰も教えてくれなかったけど、「おじいちゃんまた間違えてるね、いいよ、この際金沢で」って優しいキモチでいてくれたのかな、と。金沢~って叫んでたのが本編最後とアンコールのときだから、金沢じゃないよって言うチャンスなかっただけだよね(^^ゞ
ダイスキな「宇宙軒」が、こじゃれた雑誌に載ったことから豚バラ定食になんか興味ない女の子たちが行列になってて食べに行けない、しかも忙しくなり過ぎて宇宙軒のおやじの機嫌が悪いらしいとかそんな愚痴。
なんちゅうことないけど旨い、なんでもないものが旨い、ありふれた日々が幸せだと思う、と言い出したらしみさんから「髪型は同じだけどね」
なるほど
相当悔しかったらしく、MCのたび何度か「食いたかったよなー」としみじみ。
酒爆の坂さんが叫んだ「ハントンライス」って何だろってわかんなかったんだけど、あれは「半豚ライス」?
そんな宇宙軒には、以前吉川ライブで来たときに行った。オシャレ感0のお店はおっさん向け、そこに雑誌片手のお嬢さんたちが、と思うとちょっと想像つかない、すごいねー。怒髪天ライブの日は界隈さんたちがたくさん行ってるらしいってのを聞いたけど、界隈さんなら女子でもあんまり違和感ないでしょ。
いろんなライブやってる中、よくここに来たなー!って、宿六小唄♪のイントロのとこでは、トライセラ!フジファブリック!と合いの手入れてたわ。
前回もトライセラと被ってて、
しみさん「ヤツらつぶしにきてんだな!」
増子さん「無駄だろ、俺らつぶしても、ワダショに何のメリットもない。あっ!わかった!わかったぞー!」
しみさん「今、すごく冷ややかな目で友康さん見ましたよ」
(確かに豚バラに興味ないのか会話に参加していなかった友康さん、無言で見つめる)
増子さん「あのな、雑誌見て宇宙軒に並んでるようなヤツはあっちにいるんだ。こっちは前からいますよ。」
冷ややかな目にもめげず、さらに宇宙軒って名前がスゴイってことなんかを延々話し続ける増子さん、友康さんに話しかけるようにそっちを見ても全く会話に参加しないため、
「楽しいお話も終わりまして…」と曲へ。
なんかいいなー、このバランス(笑)
ライブはっていうとそりゃあもう全編熱い。ライブハウスの狭さがいい。
何か熱いものを直に手渡される感じ。
基本的には王子を観ちゃってるんだけど、ふっと増子さんの方を観たとき目が合った。する~っと流れで目が合うことっていくらでもあるけど、そんときは見つめ合った(笑)。ステージまですぐそこだからほんの2メートルとかそんなん。え?あたし?何かしました?ってくらい、見られた。たぶん10秒くらい。照れる
わかった、わかった、みたいな増子さんに、ものすごい安心感。
…ひえ~すっごい痛いファンだなぁってなるとこなんだけど、ライブの最後に
「今までで一番客席見たから。今日目合ったんじゃなかなって思ったヤツは絶対合ってるからな、ちゃんと見てるから次も絶対来いよ。」
ですよねー、見られましたもん。
シミさんも目があうと指さし確認してくれるし、王子にいたっては笑顔で会釈です。坂さんはおいといて、、、と。
こんな距離感の近いのって珍しいんじゃないかなー。他をよく知らないけど。
1曲目のよく来たー!会いたかったぜー!のWelcome感がハンパないので地元民じゃないとちょっと申し訳ないキモチになっちゃうけど、兄ィが最後に「愛に決まってんだろっ」って叫んだ。
新曲歌う前に語った思いにもつながる。
まさかと思うけどオレもいつかは死ぬ、次に会えない可能性もある、ライブもあと何回できるかと考えたら、一回一回全力。
昔だったら「愛」なんてものは虫唾が走ると思ってたけど、もう今は作りたい曲、歌いたいことは躊躇しないでやっていきたい、ダサいなと言われても、どう受けたられてもいい、投げるから好きにとれ、いいと思っても悪いと思っても俺は知らん、俺は最高だと思ってるから。
潔い。
元々ごちゃごちゃ語る人ではないとは思うけど、コトバにすることで「覚悟」なんだろーな。「怒髪天」に自信があるんだろーな。
カッコいいなぁと思った。
セイノワ♪
サビのとこを4人が歌うんだよね。
言いたいことはまどろっこしい言い方じゃなくてストレートに、そしておっきな声で伝える、そういう伝え方なんだからちゃんとそのまんま受け止めたいなぁって思いながら聴き入った。
もう歌えるよ!(^^)!
怒髪天のライブで好きな瞬間ってのがあって、曲間で友康さんのチューニングするのを待って会場中がシーンとしてるとき。増子さんも斜に構えたりしてる。つい声かけちゃう人もいなくて、みんなじっと待ってて、ちょっとした緊張感があるあの時がスキなんだなー。ワクワク感が抑えられなくなる。
ぐでんぐでん♪前もそんな感じだった。
そっからのカッコいい曲パートで、やっちまったのが坂さん。
己DANCE!終わりから、威勢のいいカウントで「ワン、ツー、ワンツースリーフォー!」ジャン!!←止め
友康さんのギターだけが響く。それをおっかけてのドラム。
あれ?
シミさん卒倒「気を失ってたよ」
ただ、ここでぐだぐだするんじゃなくて、増子さんの「今いいとこよ、めっちゃ見せどころよっ、いけるかっ」で即カウントでナラクデサカバ♪
坂さんの失敗はアレですが、この展開はこれはこれでカッコよかったなー。
そして、ナラクデサカバ♪はめちゃくちゃカッコいい。キメキメです。何度も書いてますけど、王子と背中合わせっぽくすり寄って歌う増子さん、そして友康さんがカッコいい。
このあとのMCでは当然増子さんからのお叱りが。
俺のキメどころ、なんで己DANCEの後にビールやるんですか?!精神崩壊するでしょ、と。
ライブのために生きてる、あとのことは目をつぶってくれ、そんな命がけのライブなのに(坂さん…)、帰り坂詰さんの残骸落ちてるかも、という増子さんに、へらへら笑ってうひゃうひゃしちゃう坂さん。
全然反省してないね、と叱られる。
わかってくれるってスゴイよね、俺らがいいなと思う曲を聴いて、いいなと思ってくれる。
一番好きにならなくてもいい、一番好きになって欲しいけど、いろんなものを見ていろんなもの好きになっていくのは娘が手元を離れて行くような、でもお父さんのことは一番好きでいてくれるだろうな、って思うから。
この例えが正しいかどうかわからないけど、一番がいっぱいあってもいいんじゃないの、とあたしは思うけど。
トークの流れは全然違っちゃうんけど、「カッコつけてるヤツは俺らなんか聞かないからね、求めてる栄養分が違う」って増子さんが言ったとこがあって、「求めてる栄養分」、そうかー、その人にとって必要なものを得られるものにはまるってことなのかって、なんだか納得してしまった。
ほぼ喋ってない友康さんに増子さんから、お話したいことないの?
友康さん「新曲、おとついレコーディングおわったばっかりです。楽しみに待っててください。」
増子さん「坂詰さんからは謝罪とかないの?」
坂さん「謝罪のみです。いいとこですいませんでした。謝罪マンです。」
しみさん「ん?オレもさっき間違ったよ」
増子さん「オマエはいいんだよ、曲止めないから。曲止まる楽器あるべ。」
(トークとは関係ないけど、北海道は「おとつい」って言うのかぁって調べてみたら、「おとつい」が転じて「おととい」になったってことを知ってビックリです。どうでもいいけど。)
本編最後は、宜しく候♪
荒ぶる王子、左足キックからのずずずーーーっと下がり危うくしりもちつきそうになったけどかろうじて耐えてた。
ららららららーらららーらららーの変顔、キュートにさえ見えてきます。
アンコールで坂さんだけ出てきてドラムソロ。
なかなかメンバー出てきてくれなくて、もしかしてコレって失敗した謝罪なのかと思ったけど、考えてみればプロのドラマーですから、ドラムソロやることが謝罪ってことはないわなー。
カッコよかったです。
オトナノススメ♪
この曲始まると謎だらけ、、、、、ギターのテクニック、音楽センスと、バンバンのリズム感には相関関係はないのか?!もはやバンバンのテンポが違う、1.3倍速くらいで振られる腕。会場中で一人だけずれてますけど、でも気にせず笑顔。謎だ。
目で見て耳で聴いて脳から腕への指令がどっかでをおかしくなる?つきつめて考えたい。
上手を爆笑させた以上にこの曲盛りあがりはすごかった。
狭いライブハウスながら押されることなく快適に観れてたんだけど、いきなりぎゅーーーーっと来た。
きゃーーーーーって手伸ばしたら、兄ィの腕、掴む。インフルならうつる距離だ。
オトナで終わるかと油断してたら、キタ――――。最初ベースが聴こえなかったから、ん?と思ったらさらにぎゅーーーーーとして、
美学♪
ひさしぶりーなわちゃわちゃ感。キライじゃない。
王子めがけて手だしたら膝触った。ってか、ギターにも手届いちゃうんだけど、そこは触っちゃいけないかなーと膝小僧と、あと左手の甲をさわっと。そういえばふくらはぎを触ってみるってのもあったなー。いつか。。。
ラストでは増子さんがふわっと優しいダイブ。後ろまで運ばれたけどちゃんと前に戻してもらってノリさんに引き上げられてた。
フラカン応援歌がかかってる中、フラカンTシャツ着たシミさんはお客さんの上に立ってた。
そして王子はまたフシギな応援団風な動き。
それゆけーー!の後、お客さんに「それゆけーー!」を求める王子。お応えいたしましたよ、その笑顔をいただくために。
そして最後のパン!って〆もずれちゃう王子。フラカン武道館までには合うようになりますように
さて次は来週の那覇、怒髪天では初沖縄参加です。
少々風邪っぴきなので万全にして臨みたいと思います。