ツアー初日。久々にワンマン。
増子さんも普段はほとんど用事のない六本木に電車で来て、会場着いて「やっちまったな~」と思ったという電光掲示にツアータイトルがでーーーんと。
怒髪天TOUR2015 オヤジだョ!全員酒豪@東京・EX THEATER ROPPONGI
そんなあたしも怒髪天を観に六本木に行くってのがどうもしっくりこなかった。
EXシアターは初めて。
フロア自体はB3Fで、B1には指定席(B2指定席は関係者席)。
若干横幅があって奥行はそれほどでもって感じかな。フロア真ん中あたりに段差あり。前に張り付いちゃったんで後ろはあんまりよくわからないけどステージが高くて見やすかった。
いつもながらの上手で、始まった瞬間押されたけど安定したら波打つこともなく見晴しよく4人とも見えました。
ツアータイトルからして酒しばりかと思ったらそんなこともなく、昔の曲、新しい曲いろいろあってセトリよかったなぁ。
界隈5年目、まだまだ出てくるあたし的新曲。どっかで聴いたような気がするけどライブで聴くのは初めてっていうのが数曲あった。
でも増子さんが歌うと怒髪天の曲ってことで全然ポカーンとしちゃうことはなく、すんごくフツーに聴けて歌詞を聞き取って、へぇ~なるほど~なんて思っちゃう。初聴きで歌詞でぐっとくることはなくても、ぐっときて歌ってる兄ィ観てぐっときちゃう。
新曲聴くみたいなワクワクしたキモチで聴けるのはすごくトクしてる。
以下、一部曲名書いちゃってネタバレありです。
ヨ―ソロー!でスタート。
増子さん黒シャツ、しみさん白のYOU SORROW Tシャツ(あたしおそろい!)、友康さんワイン色っていうんでしょうかシャツとジレに黒パンツ、坂さんいつもの。
生きててイイですか?♪
数えるくらいしかライブで聴けてないと思う。
わりと最近通勤中にi-podで聴いた時しみじみ歌詞をかみしめてた。別に悩み迷って死にそうとかってわけじゃないんだけど、そんなあたしでも、生きてて下さいよ!っておっきな声で言われるってなんというか、チカラになるなーって思った。
怒髪天の曲がまだ届いてないところがある、っていうようなことを以前箭内さんが言っていて、確かに届くべきところに届けばいいなぁ、救われる人もいるんじゃないかなぁって思う。
そんなしみじみした思いとは別んとこで、この曲のギターソロかっこよすぎ、腰を落として弾くやつ。
そしてギターが歌うんだよね、この曲。
初めて聴いた曲のギターソロも、当たり前だけど今まで聴いたことないギターなわけで多彩なギターだなぁってシロートながら感動。
ぐでんぐでん♪
これも久しぶりにライブで聴いたかな。最初のベースでぅわ~~~ってなっちゃった。
ぁぁぁぁああああああ~、の前の一瞬の間とか演歌っぽい。R&EのE度が高い。
悪心13♪
曲前にステージにねっころがちゃう増子さん、どうしたのかなーと思ったら、玄関先で目覚めちゃったオレなのね。アテブリどこじゃない、歌詞の体現です。
この曲すごーくカッコいいと思うんです。シンプルなリフの、それだからこそのカッコよさ。
ギターソロもなんか小技きかせてて(指に筒みたいのはめてきゅーいーんってのとか)すんごくカッコよかったんだよねー。
…それなのに、二日酔いでゲゲゲゲゲゲロ~って歌詞、、、(笑)友康さん的にはよかったんでしょうか。レコーディング時には英語っぽくという指導が入ったという、ゲゲゲゲゲゲロ~ですよ。
そういえば「いいとも終わってんじゃん」がちゃんと「ごきげんよう始まってんじゃん」に変えてるとこ、細かいとこまでさすがです。
後半に入ってからの
放吟者
ジャガイモ機関車
今日という名の街
はじまりのブーツ
ゆきてかえらず
ひともしごろ
ここがやばかった。
はじまり~♪で曲に入る前に兄ィがすっと腕を上に伸ばしてしばらくそのままでそっからの友康さんのギターの音、ホントにやばかった。
増子さんがぐっときてる。そのぐっとくるホントのキモチとかはあたしなんぞにはわかってないんだろうけど、ぐっとくる症候群が伝染する。
この後のMCで兄ィすごく語ってた。
昔の曲を今歌うと意味合いも変わってくるし、技術的には出来るようにはなるけど、うまくできればいいってもんじゃないし、表現欲求に技術が追い付かない、熱さとかがイチバン大事、上手く歌えなくてギャー――ってなっちゃう。
ツラいこともあるけど自分の昔の曲を聴くと過去の自分に励まされることが多い。いろいろやってると壁もあるし悔しいこともあるけど、昔の曲に励まされる。
はじまりのブーツ♪、ああいう思いで出て来たけど、あのときはこうなるとは思ってなかった、まさか武道館できるなんて思ってなかった。
しんみり症候群状態で語る増子さんを助けるように友康さんも語ってた。
あの頃の曲を聴くといろんなこと思いだして、レコーディング中のこととか、こういうことしながらバンドやってたなーとか、匂いも思いだしてキュンとしました。
(いいハナシ全開なんだけど、王子の「キュンとした」発言にキュンとしちゃう。)
音楽って匂いとか空気感、温度までぱーっと思い出す。あのときは武道館なんか頭になかった。
増子さんが、
分かる?オレのいいたいこと、、、、昔の曲を同じ4人でやってんだよ、すごくない?
それに尽きるんだろうなぁって思った。この日もまたバンドの恩返しは解散しないことだって言ってくれた。
こんなイイ話のあとどうでもいいくだらない話があっての、酒が飲める酒が飲める酒が飲めるよーの歌、そして本編最後には
宜しく候♪
坂さんのドラが鳴り響いて、これまでは王子のギターがジャーーーーン!ってあって、そのすきに坂さんがドラを置くって感じだったのが、ジャーーーーン!がなくなっててドラを持ったまま片手でスネア(でしたか?)叩く坂さんが職人っぽくてカッコよかった。(←ソコかい!?)
この日は坂さんもよーく見えたんで、結構目が行っちゃった。ドラマーってだいたいそうなのかもしれないけど、がむちゃらに叩く姿が職人に見えるんだけど、坂さんは特に職人の親方風。
狂ってる曲のギターソロ、センターあたりでしみさんと並んでガシガシ弾いてた王子がソロ終わりで暴れながら上手にのはじっこまで飛ぶように移動したとき上手界隈女子からキャーキャー悲鳴があがりました。ハートが舞ってた。
が、しかし、その後登場したときのご挨拶で王子が言ったコトバ
「楽しくて暴れすぎちゃったらさっきノリに「ゴリラみたいでしたよ」って言われて、すっごい傷ついてます。」
ノリさん、思ってても言っちゃダメだ。ってか今さら、、、、バンバンのときだってそうだったじゃん。
傷つきながらもめげない王子「華麗に舞うように動けるように頑張ります」
ちょいと一杯のブルース♪
4人で歌う編。楽しくていい。
王子が例のスライドホイッスル(って名前かどうかは知りません)を吹いた直後ホイッスルを高々と掲げて、やったぜオレ!な顔、そんな顔しちゃう王子がスキだ。
ギロッポンにキター!(だったか?)を前に出てしみさんマイクで言う坂さん、あたしからは横から見るような感じだったんだけど、かなりでっかい人になってた。カラダが。痛風が心配です。
あと常にアテブリしてる増子さんなんだけど、この曲は初めて見たんでアテブリがとっても新鮮でした。歌詞知らなくてもストーリーが理解できる小芝居の高クオリティ。
ここまでなんとなくライブの感想(王子の感想)を書いてみたけど、MCネタは別記事で。
そっちの方がメインです。
(初日なんでひっそりと)セトリ