対バンツアー7本のうち3本はFCで先行エントリーしてチケット取ったんだけど、その後対バン相手が発表になってBRAHMANがどーしても気になってしまった。BRAHMANのライブは観たことないんだけど、TOSHI-LOW氏のことがずっと気になってた。トシロウだけだったらどっかで見たような気がするんだけど(アコースティックの方かな)、その時はこの人がりょうの旦那かぁっていうミーハーな見方しかしてなかった。
震災後の発言や行動をいろいろ知って、Youtubeでチェックし始めたら曲のインパクト以上にMCとかが強烈で、どっかで観たいなぁと思ってた。MCっていうかトークだけなら芋煮会で大笑いさせてもらったけど。毒舌なやつ
ただ、、、フロアは怖い、、、ってことでZeppの2階席のチケットをポチッと。
DOHATSUTEN三十路(ミソジ)まえ "七色の虹をかける野郎ども"
GUEST:BRAHMAN
@名古屋 Zepp Nagoya
キャパ1800くらい?SOLD OUTだそうで増子さんの感慨深げなMCもあり、BRAHMANのおかげです、と。またまた客が入らなかった時代のハナシもあって、最初は7人だったけどメンバーより多かった(←喜ぶとこじゃないし
)、その後も7人、7人と続いてスリーセブン、普通ならじゃんじゃん出るはずなのに何も出なかったよ、と兄ィの飛ばし気味MCもあったりして。
まずはBRAHMAN。
上から見たらフロアは怒髪天ワンマンよりもずっと男子が多そう。そしてステージ前のとこには、フェスのときみたいな屈強な外人部隊ではなかったけど15人くらいのバイトくんたちがぎっしり並んでる。もうね、この後目にしたこと全部が唖然茫然ビックリです。
なにやらエスニックな曲が流れたかと思うと、両腕を頭上で合わせた謎のポーズの人たちがうねうねと前に詰めていきフロアのテンションあがる。
ゆっくりめの歌、フロアは聴き入ってる風であたしはトシロウの声好きだなぁなんてまったり聴くモードだったのが、次の曲からは激変です。
うねるフロアで湧き出る人々、ダイバーたち、これ上から見ると凄い。申し訳ないけど曲がどうとか歌がどうとかは置いといて、その様子が凄くて、言い方悪いけど面白くて、見入ってしまった。
どうやって湧き上がってくるんだろー、って観察。前の人の肩で半身飛び出したらそのまま倒れ込む、そんな感じか。
ごろごろ上手に転がって前方まで行ける人、泳いでくように前方へ進む人、もがいた揚句その場で沈んでっちゃう人、そんで一斉に20人くらいのダイバーが発生してたときは圧巻でした。あれは、下で支えて転がす人が立派よね。
「19年目の二十歳前、BRAHMAN始めます。」Youtubeで観てたこれ、ナマで観れた。カッコよかった。
英語っぽいけど何語かすらわからなかったり、日本語でも歌詞はさっぱりわかりません。
けど勢いとかパッションに溢れ、何かは伝わってくる。
なにをそんなに、っていうくらいのひとり格闘技状態?ひとりじゃないか、バンドがそうだし、客全体がみんな戦闘状態みたいな。
そうこうしているうちにトシロウが歌いながらフロアにダイブした。
なんとなーく背中から倒れ込むようにダイブする人ってのは見たことあるけど(シミさんとか兄ィとか)、助走つけて飛んだ人、初めて見たよ。そんでさらに真ん中まで転がって、なんとなく納まるとこに納まる的に場所キープで歌い続ける。そこらへんの誰かにマイク持たせて両手広げて歌ってるし、トシロウに向けて振り上げげられたたくさんの腕、周りではダイブしてトシロウ目指して進む人もたくさんいて、もうこれはカオス状態。
でも、ステージに戻るときはちゃんとみなさん協力的に転がしてくれるって、いや~すごいわ。
MCはステージまでは戻らずたぶん一番前の柵のとこでやってたのかなー。
かっこいいのに、MC面白い。
前の日宇崎竜童さんとやったライブは客がおとなしかったんで「死んでんじゃねーの?」って言ったら年配の人が多くてざわついた、今日も若いバンドと対バンする時とは違って若干昨日とおんなじ匂いがする、、、ははは、確かに座って観ております。すみませんねー
怒髪天を最初知ったとき「このバンドはぜってー売れねえ!って高校生の俺でもわかった」とかいろいろ辛口、いえ笑かしトーク。
「怒髪天は30周年って言ってるけど3年休んでるから、あのバンドは堂々とウソをついて武道館やろうとしています。だから武道館大失敗すればいいと思ってます」
とか散々なこと言ってるんだけど、
「失敗して3年後にホントの30周年やればいい、でかいとこでやらなくてもいいから続けてて欲しい、いつまでもカッコいいオトナでいて欲しい」
「30周年おめでとうございます」
辛口を装ったすごく愛溢れるMCだった。
転換後に、怒髪天。
怒髪天のときは下に降りようと思ってたんだけど、上から観る機会なんてそうそうないだろうなぁとこのまま2階から観ることにした。
怒髪天ライブでこんなふうに全体を観たことないと思う。
観るって意味ではかなり楽しい。
兄ィの動きもだけどシミさんの動きも全部見えちゃう。坂さんなんていつも誰か越しに目に入るだけだったのが、終始見えるもんだから、すごく働いてんじゃん、って思ったり。王子の笑顔は遠目でよくわからないけどあたしの好きなポーズが全身で観れてこれまたありがたい。
対バンって、「+」じゃなくてやっぱり「×」なわけで、セトリはほぼ同じと思うんだけど、その勢いってのは明らかにBRAHMANのせいで増幅してたと思う。
いつも以上にひとつひとつが熱くて、拳の力の込め方が尋常じゃなくて、兄ィの髪はすぐにぐっちゃぐちゃ。
そして増子さんのMCはトシロウのMCをすべて拾っての大しゃべくり大会。どんだけ喋るんだ
3曲終わったとこでMC、トシロウが40分くらい歌い続けたことを、我々がやったら生命の危機です。
そして、リスペクト的なのやります、と暗転して王子のギターがジャーンとBRAHMAN的なのを弾き出したかと思ったら、背後からの照明を受けた兄ィが一言
「冷やし中華、始めました。なんちゃって~」からの、NCT♪
セトリ的にNCTなの知ってたから、イントロだけやってNCT歌うのかと思ったら、あのセリフ言っちゃうんだー。
あたしの2席隣のBRAHMANファンの女子、イントロでキャーと立ち上がりかけたのにがっかりして座っちゃったよ。
後のMCで増子さん、「渾身なおやじギャグ、BRAHMANのファンはこうゆうの嫌いだろうなぁ、すごくキライなタイプだろうなぁ」とちょっと反省。
NCTでは王子が坂さんの方を向いて弾く後姿がカッコいいんだ、で、王子に見つめられて嬉しい(違うかっ)坂さんの笑顔がまたいいんだ。
トシロウが一番好きだと言ってくれてる曲、杉並浮浪雲♪
いつにも増して熱かったのは、ステージそでのとこでトシロウが観てからかな。
これに続く濁声♪がまたいいんだよなー。←これ武道館で歌いたい!
2階席で歌うって前の席の人にもろ聴こえな気がしたんだけど、これは歌わずにはいられなかった。
喰うため~♪も熱唱しました。前の席は完全にBRAHMANファン男子でしたけど、いいんです
いつもの再結成バナシでシミさんが語ってたこと今までちょっと勘違いしてたかも。この曲をやりたくて、って言ってたと思ったら、大好きなこの曲を聴きたかったって言ってた。聴くためには怒髪天をまたやらなくちゃ聴けないから再結成したいと思ったって。やりたかったと聴きたかったってなんかニュアンス違うなぁって思ったんで。
アンコールは酒爆♪あたしこの対バンツアーで初めて聴く。いいねー、むちゃくちゃでいい。
最後はそででビール飲みながら体育座りしてたトシロウを兄ィが引っ張り出して一緒に歌って缶ビール一気飲み。
エア飲みだけど、楽しーーー。
上から観るとステージ上だけじゃなくフロアもおもしろかった。
オトナノススメ♪のバンバン、一糸乱れずではないし変な動きだけど、すごい一体感。喰うため♪の手振りも、どっかんどっかん♪も壮観。
みんなでバンバンしてどっかんどっかんしたら、武道館凄いだろーなーと楽しい妄想
上から全体観てたから気づいたのかもしれないけど、照明がすごくいい感じだった。Zeppだからなのか、こんなに色使ってたっけ?アンコール待ちの時、7色かと思ったら8色だったけどカラフルな照明が照らされてた。
歌ってる時はステージ後ろから照らされたメンバーのシルエットがカッコ良すぎ。で、パッと明るくなったときステージには当たり前だけど4人しかいなくて、当たり前だけどセットなんてものもない。無防備っていうか、身ひとつで勝負するみたいな、まぁひとりじゃくて4人だけど、その姿がカッコいい。変な動きしてても、ぴょんぴょん飛んでても。
余計なものが何にもない。それは音聴いてても感じることで、ホントにギター、ベース、ドラムってのがよく聞こえるんだよね、他じゃあんまりそういうふうに聴けたことがない。
そしたら不意にひとり泣きそうになってしまった。何だかわかんないけど。
どっぶりつかってしまってるってわけです。
やばいです、相当やばい。
年内もう1ドハツ、いつもなら年末どっかのイベントに出るのにまだ何の発表もなくて、まさかの紅白?!なんてことはないだろーけど、そしたらその次は武道館です。
アッという間の、でも濃~い30周年プレイヤー、もうちょっと続く。
セトリ↓