庭の花たちと野の花散策記

山野草と梅が大好きの「雑草」。花以外は思考不可の植物人間の庭の花と野の花散策記です。

弘道館の梅も咲き始めました

2015年01月19日 | 弘道館
弘道館は藩士と子弟の教育のための藩校で全国一の規模の敷地をほこるものです。
現在白壁の塀内の正庁、至善堂などのほか、現三の丸小学校と塀の外の梅林などの地を含み、文館、武館、医学館、天文台。八卦堂、鹿島神社、孔子廟などが建設されました。さらに馬場、調練場など文武両道、総合教育施設でした。
種梅記碑 徳川斉昭公が1833年就藩したときに、領内に梅が少ないことを知り、江戸屋敷の梅の実を集めて水戸に送り、育苗し、偕楽園、弘道館さらに領民の家まで植えさせました。梅は花を観賞するばかりでなく戦の時の副食として役立つなどの梅の効用についても記してあるそうです。


正庁前には左近の桜(二代目)と烈公お手植えの松(三代目)があります。左近の桜は偕楽園見晴広場にもあります。


正庁玄関脇には蝋梅があります。水戸で蝋梅といえばこの蝋梅をさすというくらいです。




至善堂のほうにはサンシュユが2本あります。まだ蕾がかたいです。




対試場脇には烈公梅と白滝枝垂があります。


弘道館には約60種類の梅の木があります。本日19日現在9本の梅の木に花がついていました。
虎の尾です。いろいろな説があります。烈公の筆さばきが虎の尾といわれていたとか。しべが虎の尾のようであるとか。枝ぶりが虎の尾のようであるとか(桜の品種の虎の尾は枝ぶりだそうです)。




八重寒紅も咲いていました。塀の外に旧茨城県庁が見えます。






八重冬至も咲いていました。

弘道館には臥竜梅が4本あります。いずれも倒れて横倒しになったように、地面を這っています。


最後は孔子廟近くの八重寒紅です。

白壁に梅の木の影がくっきりとみえています。弘道館ならではの景色です。

コメント (2)
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