庭の花たちと野の花散策記

山野草と梅が大好きの「雑草」。花以外は思考不可の植物人間の庭の花と野の花散策記です。

偕楽園公園の梅が31本咲きました

2015年01月16日 | 偕楽園の四季 梅、桜、萩、紅葉など
本日1月16日現在の偕楽園公園で開花を確認できた梅の木は31本。100種3000本中の1%強の梅の木が咲き始めました。
このブログでの開花率は1本の木に花が1個でもあれば開花したものとしています。これは公園が発表する開花率とは計算方法が違います。
31本も咲いたといっても、その木の近くに行かなければまだ花を確認できない木ばかりです。花を探し回ることを楽しみとされる方には探梅として楽しいことですが、花見を楽しむ観梅にはまだ早すぎます。観梅に丁度良い時期は例年ですと2月末から3月上旬ころです。

開花率の高いのは本園から一番遠い窈窕梅林で約80本中6本です。(白梅3本、紅梅3本)

窈窕梅林中央の水飲み場の冬至梅。



次が猩々梅林でこれも本園から次に遠い梅林です。約115本中7本です。(白梅2本、紅梅5本)





残りの公園拡張部の田鶴鳴梅林は約500本中紅梅が3本で、拡張部全体では16本の開花が確認されました。

田鶴鳴橋たもとの八重寒紅。




本園では、日当たりのよい南崖近くと見晴広場周辺に開花した木が多いです。
(東門から好文亭に向かう大通りとその南側に多いです)

本園内のすべての開花した梅の木15本全部を見て回りたい方へのお奨めコースです。
なお、偕楽園本園のマップは速報偕楽園の梅マップが便利です。(偕楽園公式HPにリンクあります)
ただし、梅マップはすべての梅の木を載せていませんので、私の以下の説明の梅の木の中には梅マップに記載されていないのがあります。


千波湖黄門様銅像から歩道橋の偕楽橋を渡り、東門へ向かう途中の大日本史編纂の地の八重寒紅。
少し進んで南崖橋のたもとの八重寒紅。
東門内左手の案内板の後ろの八重寒紅。
さらに南崖方向に進み角の八重寒紅。
東門に戻り好文亭に向かう大通りを好文亭に向かって進むと、右側の2本の八重寒紅。左側の1本の八重寒紅。
東門方向へ戻り、中間地点から御成門方向へ左折してふたつのベンチがあるところの八重寒紅。

手前のベンチの後ろが咲き始めた八重寒紅です。

ここを画像の左のほうへ行くと御成門です。

御成門内右手の虎の尾はもう少しで開花。(御成門を入って左手)
御成門から好文亭へ向かう園路の中間地点の十字路の右手前の冬至梅。

下の画像の右が御成門方向。左が五差路経由表門方向です。

同上十字路を右折して表門方向に向かい、五差路を直進してベンチの手前の八重寒紅。
表門から一の木戸を通り吐玉泉を見て、日本庭園に降りて右折して向学立志の像へ、
その先の鐘楼を過ぎたところの八重冬至。
さらに鐘楼前芝生を反時計方向に一周するつもりで西門方向に進むと間もなく八重冬至。
画像は鐘楼を振り返りみています。

さらに芝生を反時計方向へ進み、線路側に八重冬至。
梅桜橋のエレベータ前を過ぎて南門方向の標柱「偕楽園」隣の八重冬至。
南門を通り、子規の句碑前通過し、橡門に登らず南崖を進み、洞窟の手前の柿の木の下の冬至梅。
この冬至梅は見つけにくいです。
洞窟を見て東門へ登り、千波湖畔の黄門様銅像に戻ります。

偕楽園本園の本日の開花状況については、概略を好文亭料金所の受付にお知らせしてあります。

探梅はとにかく花を求めてひたすら歩き回ります。



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ノシラン - 水戸市自宅

2015年01月16日 | みんなの花図鑑
ノシラン

花の名前: ノシラン
撮影日: 2015/01/13 08:32:33
撮影場所: 水戸市自宅
キレイ!: 6
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フキノトウ - 水戸市自宅

2015年01月16日 | みんなの花図鑑
フキノトウ

フキノトウ

フキノトウ

花の名前: フキノトウ
撮影日: 2015/01/15 14:52:22
撮影場所: 水戸市自宅
キレイ!: 6
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冬の雨の庭で

2015年01月15日 | 庭の花たち
冬の雨は濡れると寒い。でも気温はさほど低いわけではありません。今朝の最低気温7時ころ4.1℃、最高気温11時少し前8.4℃。庭の生物の様子をチェック。はや薄暗くピントが甘いです。
越冬中のキチョウは相変わらず同じ姿勢です。

トリトマは寒中にもかかわらず、下から順調に咲いていました。

ナギイカダは蕾をつけていました。雨粒もあって蕾が大きく見えてます。

実生のハマナデシコの葉が紫色になって寒さをこらえています。

フキノトウが春の訪れを待って、いの一番に咲こうとしています。





実生のマツムシソウがだいぶ成長してきました。

こちらは昨年咲かなかったマツムシソウのロゼッタ。二年草ですが、発芽した翌年に咲くとは限りません。3~4年後に咲くものもあります。

ヤマアイが小さな蕾をつけていました。これは草木染の実習の時に余った茎をいただき挿し木したものです。ぺんさんの里山の花(京都)ではもう咲いているそうです。

実成ジンチョウゲの蕾がふくらんできました。よく見かけるジンチョウゲは雄株のために実がなりません。この木は雌株の枝をいただき挿し木したものです。雨の日の夕方でいずれもピンボケですみません。




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偕楽園で花が咲いた梅が21本ありました。

2015年01月12日 | 偕楽園の四季 梅、桜、萩、紅葉など
今朝起きると庭にうっすらと雪が。今朝の水戸気象台の最低気温は-2.1℃でした。1月としては比較的高い気温ですが、寒く感じました。朝方急に寒気がきたようです。

今年はまだスイセンが咲きません。早い年は年内に咲くこともあるのに、どうしたことでしょうか。我が家の庭の春はまだ遠いのでしょうか。

10日に再発見した越冬キチョウは相変わらず同じ姿勢です。

偕楽園の枝垂れ柳が春がもうすぐだと言っているようでした。

早咲きの八重冬至の蕾がいっぱいふくらんできました。吐玉泉下の日本庭園付近で3本咲いていました。

小鳥も幾種類か見られました。



きれいに咲いた白梅と紅梅を見つけました。



でも、この花の雌しべは枯れています。梅にとっては朝の冷え込みが厳し過ぎてまだ咲くのが早すぎましたね。でもお客様のためにサービス精神旺盛です。
今日現在偕楽園公園で咲いていた木は全部で21本でした。たった1個しか咲いていない3本の木も含みます。
複数個咲いている木の場所は本園関係では下記の通りです。
1   東門手前の南崖橋の下の八重寒紅
2   東門内左手案内板の後ろの八重寒紅
3・4 東門内大通りの右側の八重寒紅2本
5   東門内大通りの左側の八重寒紅
6   西梅林内五差路から表門方向ベンチ手前の八重寒紅
吐玉泉下の日本庭園付近では白梅の八重冬至が3本さいています。
7   偕楽園標柱のとなりの八重冬至
8   鐘楼隣りの八重冬至
9   鐘楼前芝生の線路側の八重冬至

10.11 田鶴鳴梅林ではトイレ近くの八重寒紅2本
12.13 猩々梅林花追い橋近くの八重寒紅2本
14.15 猩々梅林六名木近くの八重寒紅2本
16.   猩々梅林中央の水心鏡(八重冬至かも)
17.18 窈窕梅林中央の八重寒紅2本
以上の18本は梅の木の近くに行くと確認できます。
間もなく開花が見込まれるのは本園内では御成門内左手の虎の尾、東門外の大日本史編纂の地碑の八重寒紅(一番奥)
たった1個ですが明日にも開花かと思われる冬至梅・・・御成門から好文亭へむかう園路中央部分の十字路などは比較的見つけやすいと思います。どうやら探梅にはちょうどよい季節になりつつあるようです。   
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キチョウの引越し再越冬とシモバシラ

2015年01月10日 | 庭の花たち
1月6日の朝は前日に続いて最低気温が零下にならない暖かいあさであった。キチョウは笹の葉にぶら下がっていたが、笹の葉を持ち替えたように思われた。午後は雨になり、翌朝確認に行ったらキチョウの姿が見当たりません。6日のうちに移動してしまったようです。その後毎日付近を探していたが依然として行方不明。ところが今朝10日に発見しました。これまでよりも外敵が侵入しにくい場所に思われます。
当初の越冬場所は画面の右下隅でした。新しい越冬場所は画面中央の白丸のなかです。

拡大してみると、ピンボケですが、これまでよりは外敵が近づきにくい場所で安心して越冬できそうです。

今朝の最低気温は-4.5度でした。(水戸気象台の気温で越冬場所とは差がありますが)
シモバシラが発生しました。シモバシラに発生したものです。

ミカエリソウに発生したものです。

カシワバハグマにも発生しました。

なぜか今年はセキヤノアキチョウジに発生しません。2012年にはこんなに立派なのができています。この日の最低気温は-3.7度でした。


さて、キチョウが動き出すときの気温に興味があります。春になって気温がどのくらいに上昇したときに越冬から目覚めるのかが知りたいからです。そこで、キチョウが越冬に入った時、動いた時、不明の時、再び越冬になった時の気温をながめてみました。

キチョウの越冬が確認された前後から、再越冬が確認された本日までの最低気温と最高気温は下記の通りでした。水戸気象台と我が家では距離があり、同じではないのであくまで参考値ですが。
1227 1228 1229 1230 1231 0101 0102 0103 0104 0105 0106 0107 0108 0109 0110
-4.1  -5.0  0.8  -1.3 -1.1  -0.8 -4.6  -4.4  -4.1  0.0  0.3 -0.2  -1.1 -3.9 -4.5
7.4   8.7  6.6  12.4 13.2 5.4  5.9  7.6  10.2 12.8  15.7  9.8  9.9  9.6  9.5
 ? 越冬発見o  o  o  o  o  o   o  o  足動 不明 不明 不明 越冬発見

越冬初発見した12月28日 最低 -5.0    前日最高 7.4 当日最高 8.7  
動いた2015年1月 6日 最低  0.3    前日最高12.8 当日最高15.7
行方不明  1月7日~9日 最低 -0.2~-3.9 最高9.6~9.9 (最低-3.9は再越冬前日)
越冬再発見した 1月10日 最低 -4.5    前日最高 9.6 当日最高 9.5

ちょっとデータ不足であるが、キチョウが越冬を始めるのは最高気温が8度を下回り、最低気温が-4~-5℃を下回るころと考えられる。
不明の日々の気温はキチョウが越冬しない最低限度といえるかも。
越冬から目覚めるのは、最低気温が0度を下回らないで、最高気温が10~12度以上くらいになった時かと考えられる。
越冬から目覚める目安の気温が推定できたので、目覚めの瞬間を見られる期待が高まります。 

マユハケオモトに実が1個つきました。

キジバトの番いがこのところ毎日来ています。


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浪華の梅と鐡幹

2015年01月09日 | 偕楽園の四季 梅、桜、萩、紅葉など
  浪華の梅
好文則梅開       廃学則梅不開 
学問に親しめば梅が開き、学問を廃すれば梅が開かなかった。
中国の故事から梅の木は好文木と言われます。黄門様でよく知られた水戸光圀公は大日本史編纂にあたり、浪速から梅の木を取り寄せて、大日本史編纂所の庭に植えられました。これが浪華の梅です。
 黄門様は初代水戸藩主の側室お久の方の子で、懐妊のとき水に流せと命ぜられたが、重臣の計らいでその屋敷内で生まれたそうです。その時お久の方は梅の実を播いて誕生の年に芽を出し、やがて花を咲かせるようになりました。黄門様は41歳のとき生誕の地、旧屋敷を訪れ、梅をながめ、母を忍んで誕生梅と命名したそうです。70歳のころふたたび訪れ、ふたたびあふぞ嬉しきと詠んでいます。この梅は座論梅と言われています。今は生誕の地に黄門神社のみがあります。
このように水戸徳川家と梅とは初めのころから深いかかわりがあったようです。
 現在、浪華の梅は常磐神社の義烈館前に植えられています。

梅の木の近くには浪華の梅の石碑があります。

家乃風伊萬母 薫理乃都伎 努爾存不美 古能武 起乃佐可 梨知良流流
家の風いまも 薫りのつき ぬにそ 文  このむ 木のさか りしらるる
大日本史は250年にわたり編纂が続けられ、明治39年に完成し、皇居に納められたそうです。詩は九代藩主烈公が初めて編纂所・彰考館に行かれた時に水戸の精神・歌風を詠み、柱に書きつけたもので、書はその子・最後の将軍慶喜公によります。

  鐡幹
偕楽園では樹齢100年以上の梅の古木を鐡幹と称して敬うべきものとされています。たくさんの鐡幹がありますが、寿命なのか年々減少しています。



幹がねじれて、空洞になったりしているものがおおいですが、中にはねじれていない古木もあります。


ねじれた古木をアップでみますと下のようです。

幹の両側に白線を斜めに描きました。もし幹が朽ちていなければこの白線くらいの太さだったわけです。幹の中心部が朽ち果てて、幹の円周の一部の表皮だけが残っているのです。

  なぜ古木はねじれるのか。
この古木の幹はあたかも三本の枝を撚りあわせたように見えます。この1本1本の先の枝が盛んに繁っているのです。
勢いがある枝に水分を送っている表皮の部分が発達して盛り上がってきたのです。逆に勢いがなくなってきた枝に水分を送っていた部分は年輪が形成されなくなり、表皮が盛り上がらなくなりますので、相対的にはへこんでいるようになってきます。さらに枝が枯れると、その枝へ水分が流れていた表皮も枯れてしまいます。
 こうして、木が若いうちはすべての枝に勢いがあって、幹の円周すべてが均等にふくれるので年輪が同心円です。でも枝の勢いに差ができると、年輪が同心円ではなくなってきて、水分の流れる道筋にそって盛り上がってきます。水分の流れは木によってらせん状のものと、縦に一直線のものとがあるようです。さらにらせんの巻方向も品種によって違いがあります。
らせん状の流れのある幹は、水脈にそって盛り上がる部分と、盛り上がらなくなった部分ができます。こうして幹がねじれているようになります。さらに進むと、盛り上がった部分が丸くなりあたかも枝のようになります。
一方枯れた部分は朽ち果ててしまいま、画像のように三本の枝を撚りあわせたようになります。

梅の木は自力で再生し若返っているようです。
雑草が古木と一日中向き合って、お前はどうしてねじれてしまったのかと考え、たどり着いた結論です。

  開花10本目は八重寒紅です。最初に1輪だけ咲いたチャボ冬至は花が落ちてしまいましたので、現在偕楽園公園で咲いている梅の木は9本です。
開花10本めは東日本大震災以前は園内では1番に咲き、見晴広場と好文亭がよく見える、絵になるばしょでした。

南門手前の八重冬至は花が多くなってきました。

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偕楽園記と臥竜梅

2015年01月08日 | 偕楽園の四季 梅、桜、萩、紅葉など
偕楽園創設の趣旨などを記した偕楽園記という石碑が好文亭近くにあります。偕楽園の造園工事が始まる2年前の天保10年・1839年に建てられました。現在は苔むすなど碑面から直接読み取るのは難しいです。

見晴亭の休憩室にその大きな写真があります。

でも漢文で書かれた文字は雑草には解読困難です。
先人の解読したのを見ると、一張一弛とか一馳一息の言葉が見えてきます。偕楽園は藩校弘道館と対をなすもので、弘道館で文武に励み、偕楽園で一息いれることが大切なことであるということです。
弓に一弛なけれればすなわち必ずたわみ、馬に一息なければすなわち必ず倒れる。張りつめてばかりでは弓は使い物になりませんし、馬に走り続けさせてばかりでは倒れてしまう。弘道館で学問、武道に励むばかりではなく、時に休息が大事である。数千株の梅を植えて、この地に真っ先に春が来る所とした。私の真意を心にとめて、一日中修養と仕事に励み、余暇には親戚友人とゆったりとした時間を過ごすのがよい。詩歌、管弦、書画、茶、花を愛でつつ酒杯を傾け、釣り糸を垂れるなど、好きなことをして時を過ごせば、心身の緊張と弛緩ほどよく調和して保養となる。このように多くの人と楽しみをともにしたいと思い、この園を偕楽園と名付けた。などのことが書いてあるそうです。また園の利用の決まりも書かれています。

さてこの偕楽園に梅の季節が始まりました。現在早咲きの梅8本に花が咲いています。八重寒紅本園4本、窈窕梅林1本。合計4本。

通路左側の手前の木に咲いています。花が少ないので見にくいです。前方は東門です。


八重冬至2本。そのほかに一重の冬至梅など、合計8本が咲いています。

2番目に咲いた八重冬至です。芝生の向こうに暁鐘と向学立志の像が見えます。


まだまだ花は少なく、本格的シーズンが始まる前に、植木屋さんが枝の剪定をしていました。

本園の中ほどの東梅林です。前方は御成門です。


ところで変わった梅の木があります。①お客さんは通常このように見ています。

木が4本生えているようにも見えます。②反対側から見るとやはり4本生えているようです。

一体どうなっているのでしょうか。
一番早く気付いたのは小学生でした。我々の年代ではなかなか答えが出てきません。実はたった1本の梅の木なのです。
①の画像で右から1、2、3、4とします。
1が幹の根もとです。それが2で着地して、地表近くを横に這ってゆき、3と4で立ち上がっています。
②の画像で見ますと、左側が1で根もとです。1が立ち上がって、途中から枝分かれして2に着地していますが、1の主幹は2に枝分かれしてからさらに高い位置まで伸びて、それから左に曲がり、下向きに進んで、左側の杭にくくりつけられています。すでにこの主幹は枯れていますが、生きているときはおそらくこの左側の杭の近くで着地していたと思われます。
着地してなかったとしてもかなり地表近くまで下がってきていたことは確かです。このように一旦は上にのびながらも、また地にもぐるかのように、あたかも竜の如くに這い回っています。これを臥竜梅というそうです。




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偕楽園の蝋梅と梅の苗木畑

2015年01月07日 | 偕楽園の四季 梅、桜、萩、紅葉など
偕楽園内の蝋梅はかつては好文亭内の奥まった場所のみでした。香りはすれどもその姿を見るには、入場料を払って好文亭内に入らねばなりません。それでも蝋梅のありかは説明されなければわからないほど奥まっています。
料金所を入ったすぐの左手奥のほうです。下の画像の画面の中央付近の奥にありますがほとんどわかりません。

望遠でアップすると見えてきます。咲き始めたようです。


偕楽園公園の拡張部、本園から1kmくらい離れた場所に34本の蝋梅が植えられました。
手前の左側の蝋梅から向こうの好文橋の少し手前まで200mにわたって蝋梅の苗木がうえられています。

まだ苗が小さくて花数は少ないですが咲いています。








好文橋のすぐ北側にはかつての梅の苗木畑があったのですが、すべて焼却処分されました。苗木畑にあった蝋梅だけが残されています。ここから偕楽園本園まではおよそ600mです。

ここの蝋梅には実がなっていました。


偕楽園の梅の種類を500種類にふやして、名実ともに日本一の梅の公園にしたいと200種類以上もの苗木がつくられました。そして平成梅林をつくる予定でしたが、苗木はすべて処分されました。








今は名残りの立札だけが残っています。ウィルスの心配がなくなったときには、また苗木畑を復活させて、平成梅林ができることを願っています。




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ウメ 八重冬至 - 偕楽園

2015年01月06日 | みんなの花図鑑
ウメ 八重冬至

ウメ 八重冬至

花の名前: ウメ 八重冬至
撮影日: 2015/01/03 15:27:06
撮影場所: 偕楽園
キレイ!: 14
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ウメ 冬至梅 - 偕楽園

2015年01月06日 | みんなの花図鑑
ウメ 冬至梅

花の名前: ウメ 冬至梅
撮影日: 2015/01/03 15:35:19
撮影場所: 偕楽園
キレイ!: 5
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ウメ チャボ冬至 - 偕楽園

2015年01月06日 | みんなの花図鑑
ウメ チャボ冬至

花の名前: ウメ チャボ冬至
撮影日: 2014/12/30 14:13:07
撮影場所: 偕楽園
キレイ!: 4
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ウメ 八重寒紅 - 偕楽園

2015年01月06日 | みんなの花図鑑
ウメ 八重寒紅

花の名前: ウメ 八重寒紅
撮影日: 2014/12/30 15:07:32
撮影場所: 偕楽園
キレイ!: 14
コメント (1)
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記念硬貨 偕楽園好文亭

2015年01月05日 | 偕楽園の四季 梅、桜、萩、紅葉など
この硬貨のデザインは偕楽園の好文亭です。

硬貨の裏側(本当はどちらが裏でしょうかね、もしかするとこちらが表でしょう)のデザインはこちらです。


硬貨にデザインされている風景はこれです。夕方の逆光でちょっと暗くてすみません。橡門から入って左手の垣根から見ています。中に入って亭内の芝生から見た方が硬貨のデザインにピッタリです。でも普段は亭内の芝生は立入禁止です。


この画面の中央に硬貨にデザインされた石灯籠があります。拡大して見ます。

石灯籠のすぐ左側にまだ小さいですが梅の木があります。石灯籠と松の木の間です。

硬貨のデザインと同じ方向から好文亭を見たときには、この梅の木がデザインの梅の木の位置としては一番近いです。
高さは足りませんが、この木以外は考えられません。そしてこの木が記念硬貨にデザインされるのにもっともふさわしいと雑草は考えています。名前は八重黄金です。
まだ花が咲いていませんので、咲いたら花をアップしたいと思います。

この八重黄金と呼ばれる梅の木は、もともとは御成門近くにあった老木です。満開の梅林にあって、この木だけが黄色味をおびていました。花がやや黄色味を帯びているからです。そこで、花が黄色味をおびる梅の品種と見比べたところ、いずれの品種にも該当しないものでした。そこで八重黄金と名付けられましたが、老木は間もなく枯死してしまい、枝からおこした苗木が残りました。生長して苗木畑を卒業して、この場所に植えられたのは5~6年ほど前のことです。と言うわけで偕楽園にしかない木、一本しかない梅の木です。
偕楽園にいらっしゃることがありましたら、橡門の内側よりぜひ見てください。また好文亭の東広縁からはさらに間近に見ることができます。

好文亭の画像をもう一度よく見てみると、空に黒い点々がみえます。

カラスです。夕方になると近くの森の塒に行きます。まだ見晴広場に残っているカラスもいました。黒い防寒着の雑草をみて、はてお前は誰だ?と怪訝な顔をされました。
昨シーズンまではジャンパー姿だったのが、黒ずくめの防寒着なので新入り?と思われたようです。


猩々梅林の水心鏡と名札のある梅の木が開花しました。水心鏡はもっと白かったような。早咲きでもあるし八重冬至によく似ています。これで偕楽園公園で咲いた梅の木は6本目です。


こちらは南門手前の八重冬至です。完全に開いてきました。

この花の雌しべは小さく、すでに枯れています。これは雌しべが凍結して破壊されてしまったからです。

こちらは前回もアップした冬至梅です。

冬至梅の雌しべはちゃんとしています。このように梅の種類によって対凍性に差があります。
この時期に咲く種類では八重冬至、八重寒紅、これから咲く虎の尾などの八重咲きに対凍性がないものが多いようです。
一重のチャボ冬至、冬至梅などは対凍性があるようです。一重でもやや遅く咲く白加賀や遅咲きの杏系の花は対凍性はないようです。

梅まつり期間中(2月20日から3月31日)の土日、祝日には午前9時から午後3時半ころまでに通過する下り列車が
特急を含めてすべての下り電車が偕楽園臨時駅に停車します。今年もたぶん停車するでしょう。

特急なら上野駅から毎時00分ちょうどと毎時30分に発車して1時間ちょっとで到着します。帰りは偕楽園臨時駅で下り電車に乗り、次の水戸駅から上り電車に乗り換えて東京に帰ります。
3月のダイヤ改正後は東京駅経由、品川駅まで乗り入れします。品川発着の電車が多くなり、都内での乗り換えが便利になります。
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僊湖莫雪 水戸八景

2015年01月03日 | 偕楽園の四季 梅、桜、萩、紅葉など
徳川斉昭(烈公)によって、雪時嘗て賞す仙湖の景 せつじかつてしょうす せんこのけい と歌われた水戸八景の第一景の僊湖莫雪の碑は偕楽園本園の見晴広場から南崖に降りる小道にあります。この場所から眺める雪の降る千波湖と周辺の景色が格別であるとしたものです。現在は碑のある場所からは崖に植わった梅の木の枝にさえぎられて、千波湖をはっきりと見ることができません。当時は千波湖が真下まで広がっていたので今とは違った風景だったようです。


水戸八景は現在の水戸市内ばかりではなく、茨城町、大洗町、東海村、ひたちなか市、常陸太田市にもと、水戸近郊に広がっています。他の七景は次の通りです。
水門帰帆(みなとのきはん)ひたちなか市。青柳夜雨(あおやぎのやう)水戸市。山寺晩鐘(やまでらのばんしょう)常陸太田市。岩船夕照(いわふねのせきしょう)大洗町。村松晴嵐(むらまつのせいらん)東海村。太田落雁(おおたのらくがん)常陸太田市。広浦秋月(ひろうらのしゅうげつ)茨城町。
これら八景は単に景色を愛でるだけではなく、八景を巡り鍛錬することもあったようです。
さらに、あまり知られていないのですが、水戸八景の番外景勝地として、聞きしに勝る雄大な景観に感動して碑を立てさせたという観涛所というのがひたちなか市磯崎にあります。

僊湖莫雪の碑の上の見晴広場は芝生の中に、松、萩、ツツジと左近の桜の大木があって、普段はいこいの広場、そして梅まつり、萩まつりなどではイベント広場として利用されています。昔は笠松と言われた立派な松の木があったということです。現在でも毎年植木屋さんが丹念に手入れをした松がたくさんあります。
でも、残念なことにこの1本は葉が枯れてきました。

新しく植えられた松の木もあり、少しずつ世代交代していくのは仕方のないことでしょう。3000本の梅の木も開園当初からの古木は少なくなり、新しい苗木が毎年植えられています。公園管理の難しいところです。

今日は二種類の梅が咲いていました。
まずは白の八重咲きの八重冬至です。紅の八重寒紅とともに早咲きの梅です。桜山駐車場から梅桜橋を渡り、南門の手前です。前回は今にも咲かんとばかり蕾を膨らましていました。




もうひとつは、白の一重の冬至梅です。南崖の大きな柿木のしたにあります。北風がさえぎられた陽だまりです。前回は蕾が固く、今年は遅いかと思いましたが、一輪だけ咲いていました。




写真を撮っていると小鳥が来て目の前にとまりました。カメラを向けで3枚撮らせてくれました。
梅に鶯とはよく言われますが、別の種類でしょうかね。


偕楽園で咲いたのを確認できた木は本園では八重寒紅、チャボ冬至、八重冬至、冬至梅の各1本と窈窕梅林の八重寒紅1本の合計5本です。





コメント (6)
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