秋野菜の準備
8月に入り日本列島は猛暑が続いている。この日も36℃、あと3週間もすると秋野菜の種まき・植えつけが始まる。キュウリ、トマトなどの夏野菜も終わろうとしている。菜園カレンダーを作り、スペースに秋野菜の準備・土作りを行なった。秋作は種蒔き、植付けのタイミングが難しく、時期を逃すと生育に影響する。家庭菜園では、スペースが限られており、夏作との切り替えが難しい。
ピーマン、ナス、オクラなどは9月に入っても収穫できるが、スペースに余裕が無ければ思い切って撤去することが肝心。
早めに秋作の準備をしておこう。
■夏野菜を撤去して土壌改良〔土作り〕
野菜を育て易い土壌は弱酸性といわれている。
畑は普通に管理してても1年たつと土壌はしだいに酸性になってくる。
そこでアルカリ性の苦土石灰をまいて、野菜の育ちやすい酸度に整える。
PHという単位があって酸性かアルカリ性かを示し、7が中性、それより
小さいと酸性、大きいとアルカリ性で野菜を育てやすいのは、6~6.5の
弱酸性の土壌である。
土壌改良には、前作物を撤去し、1㎡当たり苦土石灰200~300gをまき、
畑の土を30㎝ほど深く掘って鋤きこむ。〔種蒔きの2~3週間前に〕
翌週を目途に、作付けに合わせて、堆肥(牛フン、鶏糞)、米糠などを鋤きこむ。
■秋野菜の植え付け・種まきまでの準備作業
①植え付け3週間前に苦土石灰を鋤きこみアルカリ土壌へ。
ほうれん草などは酸性の土壌を嫌うので若干多めに鋤きこむ。
②2週間前、堆肥(牛フン、鶏糞)、米糠を鋤きこむ。
③1週間前、ハクサイ、ブロッコリー、大根などの畝にマルチングを施す。
■今年の秋野菜の植えつけメニュー( 菜園カレンダー )
・大根(2種類9月上旬~9月末)、白菜、キャベツ、ブロッコリー、カリフラワー(いずれも苗を9月中旬まで植えつける)、本タマネギ(9月上旬に種蒔き10月末に定植)、葉タマネギ、 ニンニク、・インゲン、モロッコ(8月末種まき)、そら豆(10月末)、
・ほうれん草、レタス、小松菜、春菊、京菜、青梗菜(葉ものは9月中旬頃種まき)
そろそろトマトはおしまい