土づくり~ (土壌改良)
師走に入り寒さが一段と厳しくなってきた。
北国では降雪が続いている。
季節は一気に真冬に突入した感じで今週末は更に冷えるようだ。
畑は冬支度、白菜の防寒対策に首巻、絹サヤ、そら豆に不織布を被せた。
収穫を終えた空き地の耕し作業を実施。
野菜が元気に育つ良い土は、新しい根が伸びやすい通気性があり酸素が十分あるフカフカの土である。
水はけがよく、保水性が良い、いわゆる団粒構造の土。
この団粒構造を目指して菜園家は努力する。
団粒構造は…細かい土の粒がくっついて団子状になった大小の塊からできている。
余分な水は塊と塊の間の隙間を通ったあとに空気が入ってくる、そのため、水はけと通気性がよい。
あともう一つ大事なことは、土の酸性度、日本は雨が多く石灰成分がながれやすく、酸性に傾きがち、
野菜の大半は弱酸性の土を好むため酸度調整が必要となる。
市民農園などでは、前作にどのような土づくりが行われていたのか分からない。
先ずは土の状態を調べることから始めるとよい、市販の酸度測定液を使うと酸度を測定できる。
土づくりは時間がかかる、連作障害を避けて輪作を続け3年くらいの期間は必要だ。
堆肥はできれば「完熟堆肥」を選んだ方がよい。
堆肥は、有機物を微生物の力で分解し発酵させたもので、落ち葉や藁などの植物性堆肥と、
牛糞や豚糞、鶏糞などの動物性堆肥がある。
動物性堆肥を多用すると病害虫が発生しやすいので植物性堆肥も混ぜて活用している。
春の作付けを前に、この時期は空いたスペースを耕し天日干しを行なう。