MASの搭乗員日誌

気がつけばフルスロットル!別館

HORNET Evo.

2024-12-30 23:03:23 | ホビーライフ

今年はどうなっているのやら?

夏以降は週末はことごとく荒天だったような気がする・・・。

ごくわずかに機会はあったようにも思いますがことごとくタイミングが合わず秋は10月の1回のみとなってしまいました。昨年のように控えていたわけではないのに・・・

本年最終日となる明日も希望を持てる予報ではないのでこのまま終了となってしまいます。

 

FLTできないフラストレーション発散に!って事でもないのですが夏から情報が出ていて気になっていたものが12月14日に発売されましたのでゲットしました。

 

所謂、心に響く一品!

タミヤ ホーネットEvo.

ラジコン人生にハマるきっかけ、思い入れは以前記事にしております。

 

40年前に発売されたホーネットは入門向けでありちょっとだけ上位車種でフロントはフリクションダンパーのストラットサス、リアはオイルダンパーのリジットサスでちょっとバタバタした感じの走りです。

近年までのオフロードラジコン事情はよく知りませんがこのホーネットや兄弟車のグラスホッパーを四輪独立サスに改造する猛者がいたり改修キットが売られているそうな。

今年はホーネット発売40周記念と言う事でタミヤが満を持して四輪独立サスの進化版を出してきたって事になります。

とりあえずモノとしては興味がありますので飛びつきました。

 

ギアボックス

一番Evoしていると思えるのはこのギアボックスだと思います。

DT-02というシャシーのギアボックスだそうです。

ダブルウィッシュボーンにドライブシャフト&ユニバーサルジョイント・・・確かに独立している。

中のデフギアは標準では3ベベルギアですが私のはオプションのボールデフに変更しています。

 

リアバルクヘッド

DT-02ギアボックスを旧来のホーネットのバスタブフレームと連結するための構造材です。

 

ホーネットバスタブフレームと連結。

上部と下面でネジ固定、それほど違和感なく一体化いました。

 

アンダーガード

ここら辺はDT-02の標準的なものでしょうか?

バスタブフレームとの連結には関係ありません。

 

フロントアッパーマウント

ストラットサスからダブルウィッシュボーンサスへの変更のためフロントも色々と変更されていました。

 

一旦、RCメカ搭載

ステアリング系組み付けのためメカを搭載、サーボ以外は仮配置です。

 

フロントダンパーガード

元のストラットサス基部の上からダンパーガードを被せて固定しました。

 

フロントロワアーム&ステアリングクランク

ロワアームは大きく形状が変わっております。

また、ステアリングはサーボホーンにリンケージ直接ではなくクランクを介するようになっておりました。

大まかな情報では見えてこない箇所も色々とEvoしてんだなぁ~。

ロワアーム等々を取り付けました。

ちなみにフロント・リア共に新規造形のパーツはマットな質感で若干柔らかい材質です。

マット質感はいいけど少し柔らかいのはなぜだろう?

 

オイルダンパー

車ラジコンに関しては色々な記憶が随分と過去のモノとなるので定かではありませんがこれはCVAダンパーのミニかな?

リアはCVAダンパーのショートかな?

いずれにしても現代の標準的なモデルのモノに比べてストロークは少ない気がします。

 

ここもEco

バッテリーハッチストッパー

ホーネットは激しい操縦をしているとその内にバッテリーの蓋が外れてしまいバッテリーを引きずって走行してしまう事がありましたが今回は追加でストッパーが付き脱落を防いでおります。

 

とりあえず車体は完成

前方からは一見あまり変化ないような印象ですがリアは違いますね。

ドンっとギアボックスがアピールしてきます。

 

ボディ

形状は既存のホーネットと同じですが三色ストライプがファイアーパターンとなっております。

ディスるわけではありませんが遠い過去の記憶でホーネットの後継となるスーパーホーネットを初めて見た時にそのボディ形状に強烈にコレジャナイ感がありました。あの時の感情を思えば今回のボディ形状を変えることなくちょっとした違いでのEvo感の表現は凄く良いと思います。変えない、小さく変える、大きく変える、ここら辺は人それぞれ思いが違うので難しい匙加減だと思う。

私にはドンピシャだった。すぐ釣られた。スピコン用の膨らみがあるのもアンテナ用の切り欠きがあるのも愛おしい。

形状は同じですがフロントサス廻りとリアのギアボックスにかかる個所は切り欠きが大きくなっています。

 

完成!

 

ドライバー

キット付属は上半身腕ナシでボディに頭頂部をネジ固定するものが付属していますが今の時代スピコンや受信機用の電池を載せることはなくキット付属人形だとスカスカ感が隠せないのでステアリングと腕の形状があるものが欲しくなりタミヤBBX用のドライバー人形を部品買いしました。

スポンジゴムの台座にマジックテープ留めしてあります。

 

オプションパーツ搭載

正直、ホーネットは現行のバギーに比べればいくら四輪独立になったとしても走行性能では見劣りしてしまうでしょう。どちらかと言えばロマン思考が強い部類となりでオプション固めても・・・とは思いましたが15歳当時の思いに立ち返ればきっと一生懸命にあれこれ盛るだろうなぁっていう考えに至りました。

 

オプション装備型

 

ホーネットとホーネットEvo.

並べてみました。

 

リアの眺め

まずはホーネット

リジットサスなので作りはシンプルでコンパクトで綺麗にまとまっております。

デザイン的にはこちらの方がスッキリしてます。

 

次はホーネットEvo.

大きくなったギアボックスがはみ出ています。少々付け足し感は感じますが迫力が増していると解釈すれば納得できます。

 

完成するまで意識になかった

フロントを比べてみるとワイドトレッドになっていました。ちなみにリアは新旧同じでした。

四輪独立と共にこのフロントのワイドトレッド化で走りにどのような味つけとなっているか楽しみです。


先週からの話

2024-11-14 20:17:55 | 軍需工廠

10月14日の初FLTにおいて着陸下手から主脚を破損してしまった疾風。

 

予定がたて込んだり少々風邪気味でモチベ確保が難しく放置状態でしたが週末にはクラブの飛行会もある事だし間に合わせないと!と気合を入れ修理開始。

まずは破損状態 右主脚

 

左主脚

主脚の固定は周囲の構造材からは離れたフレーム上だったので強度的に心配だったのですが案の定いかれました。

 

作業開始

奥の主桁にブロックを接着し強度を増す方針でいきます。

 

配線を逃がす隙間確保のため航空ベニヤで左右分の部品を作成。

 

左右の主桁に接着しました。

 

バルサブロックを接着し主脚固定個所までカバーします。

 

次は前縁側です。

前は前縁の部材と左右のリブにブロックを接着し補強します。

 

バルサで部品を作りました。

 

主翼前縁に埋め込み接着。

 

主脚固定部がもげてしまっているので接着します。

 

主脚固定部を接着。

 

左主脚部

左も同じように修理しました。

 

動作確認

展開

 

収納

 

作業完了は先週の土曜日の午後。

あまりガチガチにすると繋げた主翼部まで破損する恐れもあるのですが着陸ごとにもげるよりはマシかな!と

あとは前回のFLTで問題だった舵角やバランスも調整済み。

コレでとりあえずは間に合った!これで安心。

 

緊張が解けて・・・ここで力つきました・・・。

肝心の秋の飛行会当日の朝には発熱&起きあがれず。

週が明けて微熱続ではあったものの支障はなかったので仕事していましたが昨夕から熱があがりやむえず病院で受診したら肺炎になってました。

幸い軽度な部類らしいので自宅で安静。今週末は土曜は希望持てそうな天気予報で楽しみにしていたのに残念。

また自分の不徳で好機を棒に振ってしまった。

 

コロナやマイコプラズマ以外にも世の中色々と流行っているそうなので皆様もお気をつけください。

 


疾風 試験飛行

2024-10-14 18:51:58 | 戦果報告

日中の暑さもおさまり秋の雰囲気!

2024年のセカンドシーズン開幕ってとこでしょうか。

 

さて、本日は審判の日!

疾風の試験飛行です。

 

本日の空模様

 

 

 

 

 

もっと色々とあったように思いますが6月22日以来4ヶ月ぶりだった事と、この後に疾風が控えていたので余裕がなかったようです。

 

本日の戦果

まずは試してみたウェアラブルカメラ・・・零戦のFLT時に撮ってみましたがやはり機体が離れると粒にしかならず・・・

時間があれば動画編集の拡大機能を試してみますが素材としては難しいように思います。

やはりコレは装着して自らが動き回っての撮影が適しているようです。

 

零式艦上戦闘機五二型:1FLT

久しぶりなのと分解調整に塗装をした後だったので今回はバランス確認に終始しました。

 

四式戦闘機 疾風

新機体導入は久しぶりに飛行場に訪れた時が多い。

だいたい積雪の12月から翌年2月頃や夏の暑さ厳しい7月から9月はFLT的にはオフシーズンとなりその間に作っている事が多く、天候が落ち着いたところでさぁ再開!となりそのまま試験となってしまいます。

避けたいようにも思いますが性格的に先に延ばすのもアレだし疾風の完成が灼熱の8月まで伸びてしまいそれから2ヶ月経って待ちに待っての今日ってのもあります。

飛行に入る前に改修箇所の影響がどのように出るのか・・・?

大きな不安は切り詰めて面積が減少したエルロン効き具合と全備重量2.2Kgの二つ。

蝶型フラップは不安要素もありますがFLTの邪魔をしなければそれでいい装備です。尾輪も同様。

動作をさせて変な動きをしたら使用をやめたらいい、もし効果があったら儲けものくらい。

まずは飛行機としてモノになるかどうかを早く見極めたい所存です。

 

さて、いよいよ

それなりに心の準備ができたところで離陸開始!

離陸滑走は別段可も無く不可も無く地面を離れました、が!そこから先

エルロンとエレベーターが過敏過ぎる。舵角は説明書通りにしましたがかなり激しい。

とくにエルロンは面積減少で効きが悪くなるものだと思っていたのでなおさらビックリ。

とりあえず舵角を意識して周回飛行しながらトリム調整、何とか落ち着くまで行けました。

ここまでで思った事・・・やや後ろ重心か? 舵の過敏なものは舵角を少なくすれば済むのだからまぁいいか。とりあえずハーフスロットルでも普通に飛んでいるから重量も大した問題ではなさそう。ロールやループはそれが決まってからだな!次かその次か・・・ただ・・・とりあえず今のこの状況どうしよう!過敏状態での着陸で無事に次があるのだろう?

何て事を思っている内に着陸のお時間タイマー発動!引き込み脚を展開し次いでフラップを展開。

お!フラップがいつものように効いている気がする。速度の鈍化と多少の機首上げがそう感じさせる。

とりあえず邪魔にはなっていないようです。

着陸アプローチはエレベーターが過敏なので上下グラグラ・・・スウィートスポットはどこ?とグライドできず地面への滑り込みとは遠く少し角度がついてドン着。

主脚の根元からもげました。

まぁ、これくらいで済んで良かったのでは!主脚取り付け部は強度的に少し不安もあったのでしっかり壊れたので良い機会となります。

とりあえず飛行機としてはモノになりそうだとわかったし次にも繋がる。収穫は大きいと判断し満足して帰宅しました。

四式戦闘機 疾風:1FLT

主脚周りの修理と重心補正と舵角調整を施しまたFLTさせてみたいと思います。

 


飛ばせぬ

2024-09-29 23:01:44 | 軍需工廠

ようやく日中の気温が30度を下回り始めもうそろそろと思いながら雨あり風ありで何もできず9月も終わり。

アっという間。

とくに先週の能登の豪雨はまことにやるせない、今年は一体何なんや・・・。

 

とりあえず待っている間に主力機の零戦五二型1,100mmのメンテナンス

盆までずっと疾風の作業をしていたからなのか久しぶりにこの零戦を見た時に緑色が妙に明るくテカテカして見えたのでもう少し何とかできないかなっと!

この機体はエアブラシで塗装したので通常のエナメル塗料を塗ってから拭き取る墨入れ作業ができませんでした。

 

今回エアブラシで墨入れっと言うかウェザリングっぽく行なってみたいと思います。

エアブラシの塗布量の加減が難しく下手なので慣れないと・・・新聞紙で練習し色の差が少ない上面は判断が難しいのでまずは視認性の良い下面から行ないます。

 

モールドに沿ってマスキング

全てではなくまずおおまかなラインだけマスキングし細かい箇所は都度マスキングしながら行ないます。

視線が近かったりそこだけ注視してしまうと場所により濃淡が変わってしまうので全体の雰囲気を見ながら合わせます。ラジコンは大きいく目線移動だけではカバーしきれないので難しい。

やはり箇所により濃淡が出てしまう。濃い箇所に合わせると全体的にくどくなってしまうので機体色を上塗りし無理矢理修正しました。

 

作業前の上面

下面と同じ要領でおおまかなラインをマスキングしてから墨を塗布し細かい箇所をあとから行ないました。

仕上げにトップコートつや消しをスプレーし完了!

画像ではわかりにくいのですが雰囲気は増したように思います。

 

さて、お次

ヘッドマウントカメラ

 

movio M308HMCAM

頭に装着しフリーハンドで撮影する機材です。

サイクリング等の旅系やスポーツするユーチューバーの方々が利用しているのを見てどうなのかなぁ~っと。

 

RG ガンダム2.0で撮影練習

Wi-Fi経由でスマホに連動させコントロールする事ができるようです。

 

カメラを持ち上げて

ズームはないので飛翔体であるラジコン飛行機をどこまで捉えられるかは疑問ですが実戦で試してみたいと思います。

 


Ki84 工場出荷

2024-08-16 23:23:02 | 軍需工廠

ハイペリオン Ki84

最終チェックを終え作業完了です。

 

中島 四式戦闘機 疾風

諸元

翼幅:1,140mm 全長:970mm 機体重量:1,932g 全備重量:2,208g

翼面積:21.8d㎡ 翼面荷重:101.28g/d㎡

モーター:KD 30-25XL 830KV アウターローターブラシレス ESC:Freewing 60A コントローラー

バッテリー:VANT50C Li-po 4S 14.8V 3300mAh 50C-100C 最大電流:62.10A 最大電力:920Wp

製作開始から8ヶ月もかかるとは思いませんでした。

大戦機にはFLTのためにディフォルメが入っておりますがこの機体の場合は主翼を2cmほど下げているようです。

ヘタに機首を伸ばさずに違和感なくまとまっており上手い処理だと思いました。

まぁ、零戦に比べて私のチェックが甘いので目の肥えた疾風警察の方なら他に何か気になるかも。

 

零戦に比べて操縦席がずっと後方にある事と、

垂直尾翼が水平尾翼から後方に離れているのも特徴的。何より主翼前縁が一直線な事が中島飛行機の伝統的なフォルムで良いですね。

 

4ブレードペラ

スピナーがアルミなので加工は厳しいかと思いましたがやれば何とかなるものですね。

このスピナーは大きさと形状がドンピシャだったので何としても使いたかった。

欲を言えば先端にあるエンジン始動のアレ(切り欠きのある突起みたいなもの)があったらな~と・・・病気だな。

 

ハ45

ダミーエンジンもこう納まってしまえばそれなりに雰囲気出してくれます。

 

推力式排気管

今回はカウルフラップの開閉をしようとは思いませんでした。

疾風はあまりカウルフラップを開いているイメージがないし展開自体は今まで何機かでやったのでいいかなぁって。

ガラス繊維の相手もイヤになった。

 

バッテリーハッチ

最初のリューターの刃を当てるまでは悩みに悩みました。一旦始まったら覚悟を決めて実行。

 

操縦者

風防のガラス面にやや黄色みがかかっているのは材質ですかね?

はじめは劣化しているのかと思いましたが一部が変色ってわけではないのでやはり仕様かな?

 

主脚

 

展開状態

 

収納状態

いつもの光景!取り付け角度と車輪収納部の間隔が実機と違います。ここは割り切り!

 

尾輪引き込み

 

展開状態

 

収納状態

なかなか構想がまとまらず試行錯誤しましたが何とか満足のできとなりました。

 

蝶型フラップ

 

収納状態

 

中間展開

 

全展開

 

リンケージ

やはり今回の作製で一番しんどかったです。

できあいの品物に組み込む事のまぁなんと難しい事!完全自作の方がよほど楽だと思いました。

もっと練り込めば動作のスムーズさと展開の安定を増す事ができると思いますが・・・できる人はできると思いますが私にはこれが限界です。

 

編隊灯 翼端

右主翼

 

左主翼

 

編隊灯 尾灯

中が空洞だったのでつい埋め込みたくなってしまった。

 

着陸灯

編隊灯を付けたなら着陸灯も点灯させないと不自然になるなぁと思い装着した次第です。

 

わすれもの

排気煙をエアブラシするのを忘れていました。これで本当に完成です。

 

工場出荷

試験FLTは涼しくなってからと思うので9月中旬くらいになるかな~。残暑がキツイと10月かも・・・。

早く決着をつけたい気もありますが現時点では燃え尽き症候群が来ています。

さて毎度の事、思うように楽しく作っていたら重めになってしまった。

まぁ、私の所有する機体が同一機の他ユーザー様のものより300gも400gも重いのはよくある事・・・。

ハイペリオン疾風は今までチラホラとヤフオクで見かけるときがあり心が動く時がありました。

ただ、今となってば貴重な品物であり、きちんと作って飛ばす人こそが所有するものと考え長年手を出す事を控えていました。

それが昨年ある中古屋で随分と年季の入った箱を見つけてそれがハイペリオン疾風だとわかった時に「これは私が買わねば!」と思い購入にいたった次第です。人知れず朽ちていくのなら拾っても良いだろう。零戦1,100mmとほぼ同スケールの25eだった事も購入の決め手でした。

ある意味、念願叶って手に入れたのだからやってみたかった事を思う存分試した!その結果の重量なので無駄は一切ない!

と、納得しております。

これで飛べば所有感の塊となり、飛ばねば教訓と思って頑張ります。

 

今回の主な資料

大日本絵画 エアロディティール 24 中島 四式戦闘機 疾風

潮書房光人社 決戦戦闘機 疾風 陸軍四式戦 キ84のすべて

光栄 ミリタリーコレクション6 日本陸軍戦闘機

文林堂 世界の傑作戦闘機No.19 陸軍4式戦闘機「疾風」

文林堂 世界の傑作戦闘機スペシャルエディションvol.8 写真史「飛行第四十七戦隊」

 

これにてハイペリオン Ki84 作製作業 完了でアリマス。

おしまい。

 

完成時記録撮影