Ki84作製のつづきです。
これから仕上げ作業にはいります。
ジャイロ
できるだけ重心に近い位置で調整が可能な箇所を模索してここに設置しました。
気化器空気取り入れ口
奥まってあまり見えない箇所ですが実機が編み目になっていたので網戸補修パッチで施しました。
潤滑油冷却口
見たまんまの筒抜け状態、ここはESCの冷却もあるので塞ぐわけにもいかない。
網戸補修パッチ
三度登場!内側に貼り付けました。
筒抜けよりはいいだろう・・・せめてもの抵抗って感じ。
翼端灯
疾風は主翼下面にもライトがあるので接着しました。これはダミーなので点灯しません。
尾灯でのライト設置方法を先に思いついていればあるいは両方点灯できたのでは・・・でも、主翼は厚みがあるから無理かな
ピトー管
いつものように収縮チューブを熱で縮ませてその先に余分なリンケージパイプを刺したモノです。
アンテナ支柱
これも私の定番、支柱は0.5mmカーボンを中心に両面にバルサ板を貼り合わせて成形です。
アンテナ線は0.5mmワイヤーで尾翼のフックにスプリングを架けてあります。
プロペラハブ
以前、バルサで仮作りしてあったものをウレタンキャストで作ります。
ブレードが納まる切り欠きにマスキングテープを貼りウレタンキャストを流し込みました。
スピナーから取り外しました。何となく茹で卵みたい。
必要な中間部分だけにカットしプロペラ軸穴を加工、カーボンを接着し強度アップ。
最後に回転バランスを取ってできあがり。
とりあえずこの状態でフル回転!
とくに振動も無く回ってくれました。
スピナー装着、やはり全く違和感がないわけではありませんがあった方がいい。
マーキング
ハセガワ 1/32 中島 Ki84 四式戦闘機 疾風 に付属していたデカールをスキャン拡大し大きさを割り出しドローソフトでマーキングシールを作りました。
翼面上のノルナと黄色のメンテハッチ、フラップにあるノルナ、あとは胴体側面の軍事機密があります。
帝國陸軍 飛行第47戦隊
キット付属は黄色に白のラインでしたが白い部分を赤に塗装しました。
また若干下地の色が透けるので黄色の部分も上塗りしました。
これで形の上では完成となります。
ここからが問題というか懸念事項。
ここまで好き放題にやってきて重量はいかほどか?・・・健康診断の結果を見るような気分。
重量測定の結果・・・この時点で1,857g、バッテリー込みでコレなら万歳三唱ですがまだ載せていない・・・。
当初の目標は1,800g
作製前の計画でこのスペック表にある飛行重量 1.35Kg~1.52Kgを見て1,800gを想定したのですが実際には実現が難しいカタログスペック値だったようです。
実際に飛ばされている方の情報を見聞きするにおおよそ1.7Kg~1.8Kg、これにはバッテリーはもちろん重心補正のバラストを含んでだと思います。
ノーマルですらこの重量で私のはまだバッテリーもバラストも積んでいない・・・。
ただ、バッテリーを含め飛行に必要なモーター・ESC・主脚ユニット・各サーボ・フラップ用アクチュエーター等々が揃った時点で重量の合計はすでに1,800gを越えていたので当然の結果となります。さらにに主翼のバルサプランクにライト類追加に尾脚開閉、バラスト替りのダミーエンジンと欲の思うままに・・・それを考えれば1,857gは想定内とも思えます。ちょうどバッテリー1本分、250g超過ってとこですね。
バッテリー搭載
横から見た画像です。少しでもバラスト量を減らすべく最大限前方に搭載。
固定方法
差し込んだバッテリーはスペースの関係上、上下左右には逃げないので上部のコードを抑えていれば動きません。
再度、重量測定
バッテリー混みだと2,133gナリ! これで重心ピッタリだといいけどそううまくもいくまい。
この時点ではバラスト量は150~200gは必要と覚悟していました。
重心位置
説明書では主翼前縁から75mmの位置。
たまに説明書の表記が全くアテにならない場合がありますがこのモデルは合っているの?
悩んでも仕方がありません。
とりあえず指示通り75mmの位置をマーキング。
こんなに後ろなの?
零戦と違ってやや首の長い機体は重心位置が後方にあるように見えて仕方がない。所有しているBf109ではその感覚が抜けず前重心がキツくて苦労しました。
重心測定器
今まで曖昧にコレくらいって感じで合わせていましたが今回から文明の利器である測定器を使ってみます。
ホビーショップ青空 さんで購入しました。
メモリー合わせ
70の数字が隠れてしまってますがこれで75mmの位置を指しています。
載せてみました。
ちょっと後ろが下がる。
釣り合いの取れる位置で数値を確認。
意外に来てる? おおよそ78mmかな!もっとズレているものだと思っていました。
何か騙されていない? 間違っていない?
バラスト追加
15gの塊が5個で75gナリ! 一発で決めたわけではなく大きく加えて徐々に減らして落ち着きました。
水平状態
定規を逃がして天秤のようにブランブランさせても水平に戻ります。
数値は70mmです。
説明書では75mmでしたが70mmにしました。
おのれは文明の利器を信用せず曖昧な感覚を信じるのか!!!と思われそうですがもし重心が後方だった場合が怖い。
こんなに色々やった機体なので何か違うかもしれない。もし前重心だったとしても後ろ重心よりは遙かにマシ。
前重とわかったらバラスト下ろせばいいだけ。
あらためて飛行重量はと
2,208gとなりました。
これくらいの重量になると考えようによってはフラップがきちんと働きさえすれば単なるロマン装備ではなく効果を持った意味ある機能になるのでは!と前向きに考えるようにします。
つづく・・・。
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