ハイペリオン Ki84
最終チェックを終え作業完了です。
中島 四式戦闘機 疾風
諸元
翼幅:1,140mm 全長:970mm 機体重量:1,932g 全備重量:2,208g
翼面積:21.8d㎡ 翼面荷重:101.28g/d㎡
モーター:KD 30-25XL 830KV アウターローターブラシレス ESC:Freewing 60A コントローラー
バッテリー:VANT50C Li-po 4S 14.8V 3300mAh 50C-100C 最大電流:62.10A 最大電力:920Wp
製作開始から8ヶ月もかかるとは思いませんでした。
大戦機にはFLTのためにディフォルメが入っておりますがこの機体の場合は主翼を2cmほど下げているようです。
ヘタに機首を伸ばさずに違和感なくまとまっており上手い処理だと思いました。
まぁ、零戦に比べて私のチェックが甘いので目の肥えた疾風警察の方なら他に何か気になるかも。
零戦に比べて操縦席がずっと後方にある事と、
垂直尾翼が水平尾翼から後方に離れているのも特徴的。何より主翼前縁が一直線な事が中島飛行機の伝統的なフォルムで良いですね。
4ブレードペラ
スピナーがアルミなので加工は厳しいかと思いましたがやれば何とかなるものですね。
このスピナーは大きさと形状がドンピシャだったので何としても使いたかった。
欲を言えば先端にあるエンジン始動のアレ(切り欠きのある突起みたいなもの)があったらな~と・・・病気だな。
ハ45
ダミーエンジンもこう納まってしまえばそれなりに雰囲気出してくれます。
推力式排気管
今回はカウルフラップの開閉をしようとは思いませんでした。
疾風はあまりカウルフラップを開いているイメージがないし展開自体は今まで何機かでやったのでいいかなぁって。
ガラス繊維の相手もイヤになった。
バッテリーハッチ
最初のリューターの刃を当てるまでは悩みに悩みました。一旦始まったら覚悟を決めて実行。
操縦者
風防のガラス面にやや黄色みがかかっているのは材質ですかね?
はじめは劣化しているのかと思いましたが一部が変色ってわけではないのでやはり仕様かな?
主脚
展開状態
収納状態
いつもの光景!取り付け角度と車輪収納部の間隔が実機と違います。ここは割り切り!
尾輪引き込み
展開状態
収納状態
なかなか構想がまとまらず試行錯誤しましたが何とか満足のできとなりました。
蝶型フラップ
収納状態
中間展開
全展開
リンケージ
やはり今回の作製で一番しんどかったです。
できあいの品物に組み込む事のまぁなんと難しい事!完全自作の方がよほど楽だと思いました。
もっと練り込めば動作のスムーズさと展開の安定を増す事ができると思いますが・・・できる人はできると思いますが私にはこれが限界です。
編隊灯 翼端
右主翼
左主翼
編隊灯 尾灯
中が空洞だったのでつい埋め込みたくなってしまった。
着陸灯
編隊灯を付けたなら着陸灯も点灯させないと不自然になるなぁと思い装着した次第です。
わすれもの
排気煙をエアブラシするのを忘れていました。これで本当に完成です。
工場出荷
試験FLTは涼しくなってからと思うので9月中旬くらいになるかな~。残暑がキツイと10月かも・・・。
早く決着をつけたい気もありますが現時点では燃え尽き症候群が来ています。
さて毎度の事、思うように楽しく作っていたら重めになってしまった。
まぁ、私の所有する機体が同一機の他ユーザー様のものより300gも400gも重いのはよくある事・・・。
ハイペリオン疾風は今までチラホラとヤフオクで見かけるときがあり心が動く時がありました。
ただ、今となってば貴重な品物であり、きちんと作って飛ばす人こそが所有するものと考え長年手を出す事を控えていました。
それが昨年ある中古屋で随分と年季の入った箱を見つけてそれがハイペリオン疾風だとわかった時に「これは私が買わねば!」と思い購入にいたった次第です。人知れず朽ちていくのなら拾っても良いだろう。零戦1,100mmとほぼ同スケールの25eだった事も購入の決め手でした。
ある意味、念願叶って手に入れたのだからやってみたかった事を思う存分試した!その結果の重量なので無駄は一切ない!
と、納得しております。
これで飛べば所有感の塊となり、飛ばねば教訓と思って頑張ります。
今回の主な資料
大日本絵画 エアロディティール 24 中島 四式戦闘機 疾風
潮書房光人社 決戦戦闘機 疾風 陸軍四式戦 キ84のすべて
光栄 ミリタリーコレクション6 日本陸軍戦闘機
文林堂 世界の傑作戦闘機No.19 陸軍4式戦闘機「疾風」
文林堂 世界の傑作戦闘機スペシャルエディションvol.8 写真史「飛行第四十七戦隊」
これにてハイペリオン Ki84 作製作業 完了でアリマス。
おしまい。
完成時記録撮影
わたくしも同じ機体をOS48サーパス搭載して飛ばしていますが結構じゃじゃ馬な機体かと思います。
もしキャノピーが必要なら予備ありますので、9月の終わりに石川県へ出撃予定となっているので出撃先まで取りに来ていただけるのなら差し上げます。
Youtube等で色々と見てますと結構苦労があるように見受けられますね。とくに初フライトものでピッチ方向を安定させるまでが一つの山のような印象です。
キャノピーは念のため石膏で型を取ってあるので何とかなると思います。
お気持ちだけちょうだい致します。
ありがとうございます。