今日という一日

書くことが大好き!日々の気づきを楽しく書いていきます。

遊牧民の住居ゲル

2014-08-23 23:43:56 | モンゴル

遊牧民は円筒形のゲルと呼ばれる移動式の住居に住みながら、遊牧生活を行います。

  

 

ゲルの中には何が置いてあるのかと言うと、ほぼ何もないに等しいぐらいこざっぱりしています。

あるものは、鉄製のストーブとテーブル、ベット、そして箪笥、食器棚、以上終わり、って感じ。

こんなに何にもなくてどうやって生活するんだろうと思うのですが、その潔さにはあっぱれです。

物にあふれて断捨離だの、片づけの極意なんて本を買って、結局片付かなくて悩んでいる私たちの
やっていることって、何?

わが身に振り返ってみると、たった5日間の旅行なのに、スーツケースには物が一杯。

何かが間違っているような気がする…。

そして遊牧民を訪ねるツアーの一つの目玉商品は、ゲルの解体と組み立てショー。

彼らが実際に生活をしているゲルを目の前で解体して、その後また組み立てるプロセスを見せてもらいました。

 

 

 

 

蛇腹式の枠組みを上から覆っているのは、羊の毛で作ったフェルトです。このフェルトを冬は何層にも重ねます。
フェルトの上にビニールをかけて防水をし、さらに白い布で覆い隠し、周りを3本のロープで締めあげれば完成。

モンゴルのたくましい男性がやれば、解体組み立てはあっという間なのですが、これは相当な重労働だし、
金づちや釘を使うわけではないので、どれだけしっかりした頑丈なゲルを作れるかは、その人の力技に
頼っているっていう感じです。

モンゴルの遊牧民の男はたくましい!ジムで鍛え上げた筋肉ではなく、自然に鍛えられた肉体に女子は
釘付けになったのでした。


ウランバートル情報

2014-08-23 13:26:09 | モンゴル

モンゴルの首都、ウランバートル情報

モンゴルの人口は約280万人。そのうちウランバートルには現在約半数の130万人ぐらいが住んでおり、
どんどん首都に人が集まってきていると聞きました。1ヵ所にこれだけ集中する国というのは、世界的に見ても珍しいことらしい。

その過密化が始まったのは近年になってからなので、現在ウランバートル市は建設ラッシュでプチバブル状態です。

 

これは、ウランバートル市街のちょっと南にある、ザイサン・トルゴイという展望広場の周辺の写真。
高級住宅街としての開発が始まり、高い物件は1億円するというからビックリです。
しかも、ここで開発をしているのは、中国と北朝鮮のディベロッパーだと聞き、2度ビックリ。

北朝鮮はビル建設技術が高いとも聞きました。

日本人の私たちにはにわかには信じられない事実。ほんと?

日本人にとっての北は、敵国以外の何者でもないのですが、モンゴル人にとっての北朝鮮は敵ではなく、
どちらかというと好意すら感じているようなイメージ。

ガイドのグレさんのお母さんは、北朝鮮から韓国に亡命をはかろうとする脱出者にご飯を作ったりして、サポートをしていたらしいです。

そんなグレさんも、日本人拉致問題については当然批判的で、その点については変な国だと思っているようですが、
日本人の抱く感情とはかなり違いそうです。

ロシア、中国、韓国に挟まれて生きていくモンゴルの厳しい現状なのでしょうね。

そしてウランバートルで問題になっているのは、渋滞ラッシュ。

 

地下鉄も電車もないウランバートルでの移動手段は車とバスのみです。

意外なことに自転車やバイクはあまり走っていません。理由は冬に使えないから。
冬の気温はマイナス40度にもなるので、これらの乗り物は普及しないらしいです。

グレさんは自宅から6キロ先の会社に通勤するために、朝は2時間前に家を出るらしいです。こりゃ大変だ。

よって、ツアー中も次の目的地に到着するのがいつになるのか予測不可能。
「ここから15分ぐらいです」 と言っていたら、3分で着いちゃったり、その逆もしかり。

ちなみにですが、大渋滞のウランバートルの人口は130万人です。それに対して、新宿駅の1日の乗降者数は350万人。

日本の鉄道の能力はすごい!

モンゴルの車の70%は日本車だと聞きました。一番人気はトヨタのプリウス。東京よりもトヨタ車を見る確率は高かったです。
モンゴルもトヨタ自動車の最高益に貢献していたんですね。