なごみのとき

ホッとするデジカメひとコマ日記

オモダカ(オモダカ科・オモダカ属)水生多年草

2013-08-02 13:14:25 | 草花
 近所の田んぼにオモダカの花が見られました。オモダカは矢尻形をした葉をつける田んぼの雑草です。
この葉を人面に見立ててオモダカと呼ばれています。除草剤が効かなくなってきたという問題の雑草です。
地中に地下茎を伸ばし、先端に小さな塊茎を作って、これによっても繁殖します。葉には長い柄があって、直立します。
花は、雌雄同株で、上部の節ごとに径1.5~2cmの白色花を3個ずつ輪生させ、花序上部には雄花が、下部には雌花が
つきます。花弁は3枚で、雄花には、多数の黄色い雄しべがつき、雌花には、多数の雌しべがつきます。
同花受粉を避けるため、下部の雌花が先に咲き、雄花の咲く頃には、雌花は萎れて、若い果実が出来ています。
おせち料理に出てくるクワイは、オモダカの栽培変種です。塊茎が肥大化して、食用とされます