サワギキョウ（キキョウ科・ミゾカクシ属）多年草

　先日訪ねた草津みずの森植物公園の池の畔にサワギキョウが数株咲いていました。初めての出会いでした。
草丈は５０ｃｍぐらいで、葉には柄が無く、互生していました。縁には細かい鋸歯があります。
花は、濃紫色の深く５裂した唇形花で、茎の上部に総状についています。花の上唇は、２裂して横に張り出し、鳥の翼の
ように見えます。下唇は３裂して、前に突き出ています。鳥の頭のように見えるのは、雄しべです。
サワギキョウの雄しべは筒状になり、雌しべを包んでいるそうです。
サワギキョウは、キキョウなどと同じく「雄しべ先熟」で、後から雌しべの熟した「雌花期」に入るのだそうです。
サワギキョウは、毒草としても知られています。要注意です。