イヌツゲ（モチノキ科・モチノキ属）常緑低木

　近所にあるイヌツゲの生け垣の下に、白い花がいっぱい落ちていました。
イヌツゲって今時分に咲くんだ・・それなら・・と、自宅の庭のイヌツゲを見に行きました。
今まで、気にもしていなかったのですが、確かに白い小さな花が咲いていました。
　調べてみると、イヌツゲは、雌雄異株だそうで、これは、雌株の雌花のようでした。
花弁は、４個、小さい雄しべが４個、雌しべは１個ですが、柱頭が４裂しているようです。
柱頭の下には、丸い子房が見えます。花は、今年伸びてきた若い枝についていました。
　ツゲは、非常に成長が遅く、材質は、硬く強いので、櫛や算盤の珠などの高級木材として、
利用されるそうですが、イヌツゲは、成長が速く、木材としては、役に立たないというので、
「イヌ」の名をつけられたそうです。しかし、庭木や、垣根には、よく使われています。