なごみのとき

ホッとするデジカメひとコマ日記

シナダレスズメガヤ(イネ科・カゼクサ属)多年草

2017-07-07 14:17:16 | 草花
 愛知川の河原へ下りると、草丈の高い(1mぐらい)イネ科の細い草が一面に叢生して、砂地や
石ころは、見えなくなっていました。
以前に多かったカワラマツバやムシトリナデシコなどもあまり生えていませんでした。
茎や葉が細くて、全草を撮ることができないので、部分的に撮ってきました。
帰ってから調べると、この草はシナダレスズメガヤではないかと思われました。
 シナダレスズメガヤは、1959年以来、緑化用として、各地に導入され、高速道路や宅地造成地の
崖や斜面に、土止め用に植えられてきたそうです。
ところが、近年、砂地を好むこの草が、全国の河川に分布を拡大し、在来種の生態系を乱すまでに
なってしまったということです。侵略的外来種ワースト100に指定され、駆除が進められてきて
います。草丈の高いこの草が密生すると、日光が地面に届かず、他の植物の成長が妨げられる
訳です。