なごみのとき

ホッとするデジカメひとコマ日記

カラスムギ(イネ科・カラスムギ属)越年草

2018-06-10 14:56:28 | 草花
 愛知川の河原で、頴果の熟したカラスムギに出合いました。
大きな包頴が、カラスが嘴を開いたように見えるのでカラスムギというのかしら・・。
それとも、頴果が黒く熟すのでカラスムギというのかしら・・と、長いこと勝手に思い
込んでいましたが、違っていました。
カラスムギとは、人の食用に適さない麦という意味だそうです。
 中から覗いている護穎には、粗い長毛があり、背面に暗褐色の屈曲した長い芒をつけて
います。穂から脱落すると、この芒が、乾湿運動によって、屈曲点を軸に回転を繰り返し、
頴果は土壌に押し込まれる・・との説明を読んで、そのしくみに感心しました。