なごみのとき

ホッとするデジカメひとコマ日記

ダキバアレチハナガサ(クマツヅラ科・クマツヅラ属)多年草

2014-06-17 13:48:18 | 草花
 愛知川の河原に、わたしの背丈程にも伸びたダキバアレチハナガサが生えていて、花柄の先に可愛い花を
つけていました。まだ、この花穂は短いですが、夏の間咲き続けて、花穂をどんどん上に伸ばしていきます。
9月頃には、長い花穂の上に小さな花がのっているかのように見えます。
茎の断面は四角形をしていて、茎にも花柄にもたくさんの剛毛が生えています。葉が茎を抱くようについて
いるので、「ダキバ・・・」といいます。アレチハナガサは、葉の基部が次第に細くなっていて、葉を抱いて
いません。最近では、「ダキバ・・・」の方が多くなっているということです

























ヒレハリソウ(ムラサキ科・ヒレハリソウ属)多年草  英名コンフリー

2014-06-16 13:05:38 | 草花
 ブロ友さまの写真で覚えていたコンフリーが、愛知川堤防の竹藪陰に一株だけ生えているのを見つけました。
コンフリーは、ヨーロッパ原産で、高さ1m程にまで育ち、全体に白い粗毛があります。初夏に淡紅色の釣鐘状の
花をつけます。日本へは明治時代に導入され、家畜の飼料や食用として利用されたそうです。
昭和40年代に健康食品として、一時期、大ブームになり、植えられたものが野生化しているということです。
外用薬として、またハーブとしても利用されています。
厚生労働省が2004年6月に、コンフリーを含む食品を摂取して、肝障害を起こす例が海外で多数報告されて
いるとして、食品としての販売を禁止しました。




















カワラマツバ(アカネ科・ヤエムグラ属)多年草

2014-06-15 13:13:22 | 草花
 昨年初めて、この愛知川の河原で見つけたカワラマツバの花が、今年もたくさん咲いてきました。
昨年の台風のため、やや数は減っていましたが、それでも、あちこちで群生しています。
マツバという名前の通り、葉は細く8~10枚が輪生しています。厚ぼったくて光沢があります。
花冠は直径2mmぐらいで、白色です。4裂して、平らに開き、雄しべが4本あります。
草丈は、30~80cmほどもあり、小さな花が集まって、泡だっているかのように目立ちます。
キバナカワラマツバの白花品種だということです。
























                    手前に見える白い花がカワラマツバです。

ニッコウキスゲ(ユリ科・キスゲ属)多年草   別名ゼンテイカ

2014-06-14 10:16:42 | 草花
 高山植物として有名なニッコウキスゲが、我が家の北側の裏庭に、今年もたくさん咲いてきました。
一日花なので、朝咲いた花は、夕方には、萎れてしまいます。
この日は、朝7時頃からカメラを持ち出しました。開き始めた花の中から、黒い葯をつけた6本の
雄しべが、くるっと上に反り上がって現れます。やがて葯が内側から割れて開き、花粉を出すようです。
ラストの写真は、午前10時頃に撮ったものですが、雄しべの先の葯は黄色くなっています。
ニッコウキスゲは、実を実らせ、種が出来ますが、株で増えるのも速いです。


























センダン(センダン科・センダン属)落葉高木   別名アフチ

2014-06-13 14:17:28 | 樹木
 「おや、こんな所にもセンダンの木があったのだな・・・。」と、曽根沼公園の木立の中を歩き
ながら、草の中に落ちた花に気づき、上を見上げると、随分背の高い木がすらりと伸びて、上の方で
枝を広げ、たくさんの花が薄紫に霞んで見えました。
 荒神山公園の方の日当たりのよい所の木は、既に花を全部散らしていましたが、ここは、山陰で
やや日当たりも悪いので、遅れて咲いたようです。
葉は2~3回羽状複葉で、柔らかい感じがします。一つ一つの花は小さく、2cmほどです。
萼片、花弁は5枚で、雄しべは、紫色をしていて、花糸が合生して、筒状になっています