なごみのとき

ホッとするデジカメひとコマ日記

ヒレタゴボウ(アカバナ科・チョウジタデ属)一年草  別名アメリカミズキンバイ

2014-09-11 14:34:14 | 草花
 田んぼの雑草、ヒレタゴボウです。実った稲の中に遠くから目立つほど、草丈1m以上にも伸びて、頭を出して
咲いているのもあります。
ヒレタゴボウは、北アメリカ~熱帯アメリカからの帰化植物だそうです。8月~10月に黄色い花を咲かせ、4枚の
花弁には、葉脈状の筋があります。葉は、互生して7~15cmの披針形で、基部は、茎に沿って翼になります。
茎に鰭(ひれ)のあるた田牛蒡というので、この名がついています。
果は、4稜の円筒形で、萼を残したまま成熟します。



































ニラ(ユリ科・ネギ属)多年草

2014-09-09 14:11:07 | 草花
 川沿いの道端に毎年ニラの花が見られます。いつか誰かが種を蒔いたのでしょうか・・数が増えていくようです。
ニラは、葉の間から30~40cmほどの花茎を伸ばし、8月~10月頃、半球形の散形花序を開き、小花を
20~40個もつけます。花弁は3枚ですが、苞が3枚あり、花弁が6枚あるように見えます。このような花のつくりは、
ユリ科の特徴のようです。雄しべは6本、子房は3室になっています。
花序の中心に次々と蕾が出来て膨らみ、周りの花後のものは、実になっています。
東アジア各地に自生し、また栽培され、日本でも古事記や日本書紀にも登場する古くからの野菜です。
匂いが強いので、敬遠する人もありますが、最近はスーパーでも普通に売られています。





























                         ガードレールの間は、文禄川です。










オオイヌタデ(タデ科・イヌタデ属)一年草

2014-09-08 10:52:45 | 草花
 雑草の多い休耕田にオオイヌタデが群生していました。
オオイヌタデは、イヌタデに似ていますが、茎が立ち上がり、草丈は、1m以上にもなります。
花の色はイヌタデに比べると、やや淡い紅色で、白いものもたくさんあります。萼は2~3mmで、4裂し、花弁は
ありません。萼は花後も果実を包んで残っています。托葉鞘に毛が生えていないのが特徴です。

























ヌマトラノオ(サクラソウ科・オカトラノオ属)多年草

2014-09-04 13:34:03 | 草花
 シロバナサクラタデの隣に、ちょっと形の違う白い小花をつけた草が生えていました。
家に帰ってから調べると、どうやらこれが、ヌマトラノオのようでした。
ヌマトラノオは、湿地に地下茎を伸ばして、増えていく草で、茎は、40~70cm、あまり分枝しないそうです。
葉は、互生し、長さ4~7cmの倒披針状長楕円形で、先端は細くなって尖っています。
茎の先に総状花序を直立させ、白い小花を多数つけます。花冠は5裂し、花の直径は、5~6mm、雄しべは5個です。
オカトラノオのように、花穂は垂れ下がらず直立しています。小花の数もそんなに多くはありません。




















シロバナサクラタデ(タデ科・イヌタデ属)多年草

2014-09-03 13:49:40 | 草花
 3年ばかり前は、沼の岸辺に群生しているのが見られたシロバナサクラタデも、大雨による増水や、草刈のためか、
すっかり数が減って、見つけるのに苦労するようになりました。
シロバナサクラタデは、湿地に生え、地中で根茎を伸ばして、枝を分けて増えます。茎は、直立し、紅色を帯びる
節があります。葉は披針形で、鞘状の托葉は、長さ1~2.5cmで、縁には長毛が生えています。
枝先に花序を何本か出し、小花を多数つけます。5枚の白い花弁に見えるのは、萼片で、長さは3~4mmです。
雄しべは普通8個、雌しべは1個だそうです。花柱は、2~3に分れ、長花柱花と短花柱花があるそうですが、
この写真のものは、長花柱花のようです。