なごみのとき

ホッとするデジカメひとコマ日記

オヤブジラミ(セリ科・ヤブジラミ属)越年草

2018-06-17 14:34:26 | 草花
 曾根沼公園は、綺麗に草刈りが済んでいましたが、沼べりの茂みの下にオヤブジラミが
たくさん生えていました。
もう花の時期は終わって、とげとげのある実がいっぱいついています。
葉は、3回3出羽状複葉で、小葉は、細かく裂けています。
果実は、先が鈎状に曲がった刺毛があり、ひっつきむしになっています。果実は、2個の
分果からなっているそうですが、見ただけでは、わかりにくいです。
よく似たヤブジラミは、花期がやや遅く、オヤブジラミの果実が熟す頃に開花を始めると
いうことです。


































 

カモガヤ(イネ科・カモガヤ属)多年草

2018-06-16 12:45:39 | 草花
 曾根沼の水際近くに、細い茎を高く伸ばし、穂を出した草が群生していました。
さやさや揺れる葉も柔らかそうです。
これが、花粉症で悪名高いカモガヤだと教えてもらったのは、何年か前です。スギやヒノキの
花粉飛散が終わる頃、イネ科のこのカモガヤの花粉が飛び始めるということです。
雄しべの葯が見られないかと探したのですが、時期が遅かったのか、撮れませんでした。
既に頴果を太らせる時期入っているのでしょうか。





























コモチマンネングサ(ベンケイソウ科・マンネングサ属)越年草

2018-06-14 19:19:30 | 草花
 家の裏の畑にも庭にも、コモチマンネングサが生えていましたが、この写真は、
愛知川の河原で撮ったものです。
最初は別のマンネングサではないかと思ったのですが、よく見るとやっぱりコモチマンネングサ
でした。茎の下部は、横に伸び、途中から斜上します。
葉は、互生で、下部は、対生し、さじ状倒披針形をしています。やや薄い多肉質です。
花弁は5個、雄しべは、10個ですが、花粉を出さないそうです。雌しべにあたる心皮は5個ですが
結実はしないということです。
葉腋に円形で多肉な2対の葉が出来、これが珠芽(むかご)です。雨などで茎から離れ、根付いて
殖えていくそうです。

































ムラサキツメクサ(マメ科・シャジクソウ属)多年草 別名アカツメクサ

2018-06-13 15:15:02 | 草花
 愛知川の河原で、ムラサキツメクサも撮ってきました。
ムラサキツメクサは、日本には明治以降にシロツメクサと共に牧草として、移入されたそうです。
葉は、3出複葉で、小葉は3枚、V字形の斑紋があります。
花序のすぐ下に葉が1対ついています。花序には、蝶形花が球状に集まってついています。
萼片、5個の内、1個が長く、花が萎れてからも目立ちます。
シロツメクサの花は、受粉後、外側の花から順に垂れ下がってくるのですが、ムラサキツメクサ
の花は、そのままの位置で萎れてきます。
シロツメクサが横に這う茎から、長い柄のある葉と花序を立ち上げるのに対して、この花は、
立ち上がった茎に、柄の短い葉と花序をつけます。それで、草丈は、シロツメクサより高く、
20cm~50cmにもなります。





























オマケ画像は、少しだけ咲き残っていたマンテマです。








ヒナキキョウソウ(キキョウ科・キキョウ属)一年草

2018-06-12 19:27:26 | 草花
 ブロ友さんからヒナキキョウソウのことを尋ねられ、一生懸命調べていましたが、ふと、
この前撮ってきた、あれが、ヒナキキョウソウだったかもしれないと、思いました。
愛知川の河原で、其処此処に、キキョウソウのような花が咲いていました。
どうして、ひょろっと高く伸び、頭頂に一つだけ花をつけているのかしら・・これも、これも
と、不思議に思っていました。
ヒナキキョウソウという花があることを知り、これが、そうだったんだと、わかりました。
ヒナキキョウソウの葉は、キキョウソウのように丸みがなく先が尖って細いです。そして、
葉は茎を抱いていません。
花は、キキョウソウのように段々に咲くのではなく、頭頂に一つだけ咲き、下部の花は、全て
閉鎖花です。