徒然なか話

誰も聞いてくれないおやじのしょうもない話

坂東玉三郎さん八千代座特別公演と山鹿の復興

2011-11-02 20:07:45 | 熊本
 昨日から山鹿市の芝居小屋「八千代座」で開場100年を記念する坂東玉三郎さんの特別舞踊公演が始まった。この公演では一般公募で選ばれた市民約60人が玉三郎さんと一緒に舞台に立ち、優雅な山鹿灯籠踊りを披露するという。山鹿の復興を象徴するようなイベントだ。このニュースをテレビで見ながら、今から42、3年前のことを思い出した。当時勤めていた会社の仕事で山鹿の町の中を数日間歩いて回った。かつて豊前街道の宿場町として、また九州の中でも有数の温泉街として栄えていたという面影はどこにもなかった。八千代座なども見た記憶も聞いた記憶もないところをみると、おそらく当時は閉鎖同然だったのではないかと思う。裏通りに入るとみすぼらしいストリップ小屋が何軒かあったような記憶がある。あの寒々とした当時の街の風景を想い出すと、よくぞここまで復興したなと思う。これも市民の皆さんの復興への強い想いと地道な努力の積み重ねの成果なのだと敬意を表したい。わが古里玉名もこうなってほしいのだが。