徒然なか話

誰も聞いてくれないおやじのしょうもない話

サンザシの樹の下で

2011-11-03 20:55:59 | 映画
 今日は、電氣館100周年記念特別イベント「くまもと映画文化の日」の映画鑑賞会で「サンザシの樹の下で」を観に行った。久しぶりにチャン・イーモウ監督作品を観る。そこには初期の頃の強烈な赤や黄色の世界もなければ、炎のような愛憎もない。モノトーンに近い淡い色調で、純愛が淡々と語られていく。一瞬、イーモウ監督も枯れの境地か、などと思ったりもするが、じんわりと心に染み入ってくるような映画だ。 ヒロインを演じる新人女優チョウ・ドンユイがいい。透き通るような美しさは今後の活躍を予感させる。また相手役の若手男優ショーン・ドウは、若い頃の中井貴一を思わせる瞬間があり親しみを感じさせる。チャン・イーモウってやっぱりこういう映画が本籍なのだろうか。


おいでまっせ

2011-11-03 13:30:42 | 音楽芸能
 先般、Eテレの「にっぽんの芸能 芸能百花繚乱」やNHK総合の「にっぽん紀行」などで紹介された「金沢おどり」にも出演していた長唄三味線の今藤珠美さん。その今藤さんは、地元熊本だけではなく、東京にも稽古場を持ち、伝統芸能の日韓交流を行うなど幅広い活動を行なっている。また長唄の今藤珠美と、大和楽の大和久子という二つの顔を持ち、作曲活動も盛んに行なっている。ザ・わらべの演目の中にもこの「おいでまっせ」を始め「九州八景」「熊本さわぎ唄」「熊本音頭」など今藤さんの作曲によるものが多く含まれている。小粋で艶めいた曲調がなんとも良い。