徒然なか話

誰も聞いてくれないおやじのしょうもない話

ザ・わらべと伝統芸能の危機

2011-11-25 23:05:48 | 音楽芸能
 9月から始まった熊本城本丸御殿「秋夜の宴」はいよいよ明日で終わり。今夜はザ・わらべの最終出演日とあって見逃すわけにはいかない。陽が落ちると熊本市内もめっきり寒くなったが、今夜も本丸御殿の大広間には熱心なわらべファンが集った。先月のザ・わらべ出演日に大阪から日帰りで見に来た大阪在住のSさんが再び日帰りで来熊。ありがたいことだ。
 公演が終わって家に帰るとNHKのローカル番組「くまもとの風スペシャル」で、先日行われた板東玉三郎さんの山鹿・八千代座公演のドキュメンタリーが放送されていた。開業100年の八千代座は、一時は廃業寸前に追い込まれたが、その復興に大きな貢献を果たしてきた玉三郎さんは、番組の中で地方の伝統芸能の危機を憂えていた。そんな玉三郎さんは今回の演目に、公募した一般市民60名とともに踊る山鹿伝統の灯籠おどりを取り入れた。ザ・わらべも熊本の伝統芸能を支える一つの集団であり、これからもずっと応援し続けたいと思う。