飄(つむじ風)

純粋な理知をブログに注ぐ。

スイス 全国民に毎月2250ユーロ支給か?!

2016-02-04 21:53:04 | 社会・経済

ベーシックインカムの社会実験か?!
2250ユーロ(/月)は日本円で約29万6千円(/月)・・・
立派なBI(Basic Income)だ・・・!
本決まりではないけれども、
これが決まれば、地球経済も新たな境地に向かう?!

 

はたして、そんなことが可能か?

という話であるが、

数字的には、楽勝であろう・・・。

単純計算をして、

日本の場合、GDPが500兆円として、

日本の総人口が単純計算で1億人として、

500万円/年・人という訳である。

 

数字的には、可能という計算になる。

スイスの人口、GDPが幾らか?

調べても居ないので言及しないが、

似たような計算になるだろう・・・。

問題は、

これに依り、生産性が向上し、

GDPが向上するか?

はたまた、

衰退するか?

である。

 

BI(Basic Income)については議論があって、

社会保障の費用が少なくなるとか、

生産意欲が高まるとか、

その逆となるとか、

議論がある。

 

その議論は議論であるから、

やってみなければわからないだろうが、

今回は、割愛したい。

 

言えるのは、

その原資はあるのである。

世界的に押しなべてそれが通用するかどうかは、

詳細に検討しては居ないが、

世界経済のGDPは5000兆円/年と言われるから、

レートは変わる訳であるが、

為替価値を平準化したらどうなるかという問題があるからだ。


 

地球が宇宙の仲間になるのは、

これが実現してからだろう。

生存競争に汲々している様では、

到底、宇宙の仲間になりたいとしても成れるはずがないからである。

 

今、

莫大なマネーが世界を巡り巡っているが、

その大半は、金融架空経済の市場資金である。

さらに、

デリバティブと言われる賭博投機資金になると、

そのさらに幾百倍になるか知れない。

本当に、誰も知らないのである。

 

実体経済が5000兆円とすれば、

株式、商品等市場資金は10倍はあるだろう・・・。

さらにデリバティブ市場資金は、その100倍として、

世界のマネーは、500京円と見積もるが、

どうだろう・・・?!

しかし、

これらは、ゼロサムゲームの取り合いデジタルマネーである。


 

そのゲームで、

多数の億万長者が排出されている訳であるが、

実のところ、何ら生産はしていない。

役割はというと、

社会の資金投資能力と、

販促力だろう。

 

しかし、

生産が向後、ロボットに依る自動生産が主流になり、

流通がインターネットをさらに発達した形態を持ち、

エネルギーがフリー化すれば、

絶対に可能なはずだ。

逆に、

そうしなければ、

無限の需要に依拠する資本主義経済は、

戦争と破壊を用いて、

需要を喚起しないでは供給を生み出せない。

戦争経済が、未来永劫続くことになるのだ。


 

ここに於いて、

社会実験と社会変革が求められている。

問題は、

それを実現する人間の進化の度合いである。

エゴを中心とした、

自分さえ良かろうとする強欲経済では成り立たない。

 

スイスの実験が注目される・・・!

 

 【転載開始】


2016年02月01日 15:49

スイス国民は、有職か無職かにかかわらず国が国民一人一人に対し毎月2500スイスフラン(約2250ユーロ)を支給するという提案を議論することになる。 なお子供には625フランの支給が提案されている。インディペンデント紙によると、スイス連邦政府は同件に関する国民投票を6月に行うことを決めた。

もし同提案が国民投票で承認された場合、スイスは、いかなることにも関係なく国民に最低限の収入が保証された初の国となる。

リサーチ会社「デモスコープ」の世論調査によると、大多数のスイス人が、もし同法律が採択された場合も仕事を続ける意向であることが分かった。もし毎月2500フランの収入が保証されるならば仕事を辞めると答えた人は、わずか2パーセントだった。

また回答者1076人の3分の1が、法律が採択された場合、他の国民は仕事をしなくなるとの確信を示した。なお回答者の56パーセントが、同提案は承認されないと考えている。

提案が承認された場合、スイスは年間2080億スイスフランを支給することになる。うち1500億スイスフランは国の税収入から、550億スイスフランは、社会保険基金から拠出される見込み。

 【転載終了】