Yアトリエは しばらく内装工事だった
床を張り替え腰板壁紙を張替え
洗面台がついて
壁には絵を飾れるようにレールがついて
本格的アトリエになっていた
そこで仲良くお絵描きをさせていただけるとは!
しかし
集まったのは
3人だけでした
手を入れてきたのは上の絵と下の絵
上の絵は展覧会には出しません
いろいろ絵の話をしましたが
大人になってから絵を描き始めた人たちの向上心は
どうリードしていけばいいのでしょうね
大塚先生が何をどう考えていらっしゃるか
よくわかりませんが
私には中学生以下のことしかわかりませんが
しかも 自分のことしか考えないので
ちょっと困惑しますが
Yさんとさきこさんからは 元中学の美術の先生だったんだから
何か教えろ
というオーラが 発せられているような気がする
(うぬぼれかもしれないけれど)
でも
大人はけっこう頑固だし その人そのものは変える気がないときが多いから
なんのアドバイスも役に立たん
と思ったんだけれど
Yさんから 形をとらえるときはこうするんだよ
と話したことが結構身についてるんだという話を聞いて
私自身が悩んだり 工夫したりすることをペラぺら喋れば
その中から役に立つことが
拾われるんだと気が付いた
喋ればいいんだ
で
上の絵のブドウの粒の周りにオレンジの線があることについて
私が 色の見えない若者だったこと
ゲーテの色彩論から 補色について
目の色についての感受性について考えたことを
ペラペラ話した
そのうち
Kさんがやってきて
あれやこれや大騒ぎするうち
Kさんを先生にしてストレッチのやり方を教わったり
運動の仕方を教わったり
ひと時 汗を流した
で
下の絵だけれど
手を加えたら
あばたのビーナスのプロポーションがだめだな
手を加えすぎると いやらしいなと思ったが
こりゃ直さないと
Yさんは とてもしゃれた人なんだが
これから目指すのは おしゃれ泥棒
しかし
しゃれっ気を目指す時
このプロポーションの ダサさは 致命傷だ
今日は 朗読講座
玉虫厨子のお話に入るのかな?
まだだな