まだドストさんの死の家の記録読んでいるんだけれどね
前から ロシアと朝鮮って似たところがある
という気がした
ロシアの貴族と農奴
朝鮮の両班と
くっきりと 身分差別が激しかったようなところ
死の家の記録に出てくる流刑囚たちのなんとも奇妙ないろいろ
ドストエフスキーの描写はとても愛情豊かなんだけれど
考えてみれば貴族階級の最下層にいたとはいえ
支配階級だったということでは
憎しみも浴びての流刑暮らしだったのだなあと思ったり
ドストエフスキーの父が領地の農奴に殺されたことなど
考えながら読んでいくと
どうも いろいろなことが 朝鮮に似て見える
でも
これは翻訳のせいかもしれない
旦那様 という言葉が
どちらにも出てくるからかもしれない
朝鮮のお話では概ね両班が旦那様と呼ばれていたような気がする
ロシアのお話では貴族が
日本では旦那様って 支配階級の男を言うことなじゃない
江戸時代だと お武家様とかって呼ぶよね
旦那様って おうちの男の家長を呼ぶんじゃないのか?
商人だって旦那様だし
私なんか友達に ダンナというニックネームの人がいた
友人グループより少し歳上だったし 見た目がじじむさかったから
ダンナ!と呼ばれていた
そういうニュアンスの旦那様という呼び名を
ロシアも朝鮮も訳語に使ったから
似ている と思ってしまったのかもしれない
<ミュシャにこういう絵があるのは知らなかった
↓ 参考サイト
http://www.mucha.jp/slavepopej.html
ミュシャで有名なのは↓の絵