遊工房・雑感

日頃のあれこれを綴る日記です

田舎暮らし

2012-05-23 21:22:18 | ただの記事

日本で自殺が少ない町 村って

誰にでも相談できるコミュニティーという特徴があるらしい

よそ者を排除するようなお土地柄は いかんのよね

その四国の村?町は 繰り返しよそ者が入り込んでくるところだから

排除するような風潮にはならなかったそうだ

東京はよそ者の集まりだけれど

だから あまり人のことに干渉しないという風があると思うんだが

下町の長屋暮らしめいたところでは

味噌醤油の貸し借りもあって

地域の子供はみんなで育ててって

そういう風だというけれどな

私は下町生まれだけれど下町のそういう風な習慣が身についているわけではなく

一人で遊んでいたいほうだ

 

ここ私の住んでいる地区は排他的だよ

温泉の周りは 田舎暮らしの広告を見て移住した

なんていう人もいるから

よそ者に暖かい感じがある

同じ市内だけれど

例えば 病気になったりすると

それを近隣には隠すという風潮がある

おばさんの言い方だと(何言われるかわからない)という

新参者をよそ者扱いする風なものいいも

耳にする

何でだろうね

私は田舎はそういう風かと思ったが

程度の差がある

武蔵なんか

東京で生まれてここが母の故郷だから疎開してきて

それでお父さんが死んじゃってここに居残って育ったんだけれど

お母さんがここの人でも

疎開者と言っていじめられたんだって

で 仲間に入れてもらうのはそりゃあ大変だったんだそうだ

フム

すごくうまいと思うけど

今は 子供のころ築いた関係を上手に生かして

生き生き 畑に剣道にいそしんで見えるが?

Pさんのママがよそ様の世話には・・っておっしゃったと聞いて考えちゃった

私の母は私と暮らしていたので

よそ者の武蔵の世話になって肩身が狭かったかなあ?

武蔵は老人あしらいがうまいから(私という老人のあしらいは下手だが)

母は ラッキー♪と思っていたと思うのよね

でも田舎の人は 嫁さんのお母さんが嫁さんの家で暮らすのは

尋常ではないと思っていたという厄介なことはいろいろあった

そんなこと言ったってさ 私が一人っ子なんだからしょうがないじゃん!

居直って平気だったが

平気でいるというのが常識外れだ と言われたこともある

いわれるだけでも心外だ と言って避けるわけにもいかんしな

病身だったからな

 

人がいろいろどうなっても

肩身の狭い思いはしないで

肉親だろうがなかろうが

老後 病後 のびのび世話になれる社会がいいな

私はYさんや サキコさんが 世話してくれるって言ってたよ

今のうち ごま磨っておこう

 

武蔵のほうも 剣道仲間がだんだん年取ってきて

仲間同士で介護しあおうって言っているみたいだよ

コメント (2)
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ボストン美術館展行ってきた!

2012-05-23 19:41:06 | 展覧会情報

件の用事は後回しにして

まず国立博物館に行った

足に自信がないので北千住で千代田線に乗り換え

根津からタクシー

だいたい 歩く距離を減らそうと乗った車両がエレベータのあるのとは反対側になり

結局どこでもエライ歩くことになった

10時半前には着いたのにもうかなりの人出だった

第一展示場は混雑だから第二展示場から行けと言う

そっちに蕭白があった

圧巻 それは後で書く

私 衣装の折りや染めや刺繍すごいなあと感激

これは宝石だよ!と思った

Img906
図録じゃなあ

伝わらないなあ

一応クリックで少し大きくなるけれど・・・

第二展示場を後にして第一展示場に行ったが

もう人の波がぎっちりでろくに見られない

絵巻物があああああ!!!

え~~ん

待てど暮らせど人の列1センチも動きゃしない!

で後ろに回って ところどころ覗き込んでみてきたが

ううう

吉備真備さんの例のあれですよ!

うううう

もっとちゃんと見たかった!

最初頃行けばもう少しうまく見られたんだろうがな

しょうがないな

さて本館に回ったら

Img_0858
この上村松園の

六条御息所の生霊の絵の前で会った学芸員の人が

この本館は

フラッシュ焚かなければ

写真撮っていいのだと教えてくれた

で いろいろ撮ったけれど

ピント合わないのよ

でも一枚ご紹介

Img_0913
伊勢物語 50段 鳥の子図だって

岩佐又兵衛作

岩佐又兵衛は知っているけれど

教養に難があるので

伊勢物語 50段 鳥の子 知らないよ

で 検索した

昔、『男』がいました。『男』のことを恨んでいる女のことを、同じように恨んで、


 鳥の子を十づつ十は重ぬとも思はぬ人をおもふものかは
 

 (鳥の卵10個を10段重ねるような芸当が仮にできたとしても、

 自分のことを好きじゃない人を好きになれないだろう?)


 と言いました。女からの返事は、


朝露は消えのこりてもありぬべし誰かこの世を頼みはつべき
(はかなさの代名詞の朝露だってわずかに残るものだけどね。でも
あなたとの仲を頼みにする気持ちなんてどこにも残ってやしないわよ)


 でした。これに対して『男』は、


 吹く風にこぞの桜は散らずともあな頼みがた人の心は
 (去年から咲き残っている桜の花びらが今年の風にも散らずに残る…
 なんて奇跡が起きたとしても、君との仲は二度と戻らないよ、あ~あ)


  すると女は、


  行く水に数かくよりもはかなきは思はぬ人を思ふなりけり
  (流れる水に文字を書くのと同じくらい意味が無くてむなしいことは、
  自分のことを好きじゃない人を好きになることよね)


  『男』は、


  行く水と過ぐるよはひと散る花といづれ待ててふことを聞くらむ
  (流れる水・過ぎてゆく年月・散る花…「行かないで」という願いが
  どれか一つでも叶うかな?それと同じさ。君がいくら仲直りしたい
  と願っても、もうもとには戻らないのさ)



  
と返しました。
  互いが浮気をしつつ、互いがそれをなじり合う…こっそり夜遊びしてたのが
  お互い発覚したときの、とある色好みな男と女のやりとりです。

 

キャッ!

ニヒルねえ

 

ボストン美術館の展示を見て思ったけれど

昔はあのような美術作品はパトロンが居て作られたわけで

それらの人々は絵に描かれた世界をよく知っているわけだ

というか

そういう世界を美術作品に仕立ててあげたのだな

だいたい中国の話とか画題にいっぱいあって

そういうことは現代の教養に難のある私なんかには結構わからない

でも美術品を注文して作らせるような人たちはこれらを見ては

ああだこうだと空想やら創造やら逞しくして

清少納言の香炉峰の雪やいかに・・で御簾を上げてなんてはなしみたいに

ペダンティックな世界に

絵描きは動員されてたのか

と思っちゃった

ひねくれものだね

西洋の文学にしろ絵画にしろ味わうにはキリスト教分からな過ぎ

ということも普段あんまり思っているから

そういうことを考えたのかもしれない

でも

蕭白の絵(山盛りあった)見ていて

どこを切って見たとしてもかっこよかった

絵がかっこいいのの条件だなと思った

Img_0861

これ

教科書にもよく出てくる

萩原守衛 の女

彫刻をを作っていて

四方八方から見るけれど

絵もどの部分も宇宙だなと思った

でもね

飛鳥時代の彫刻には横から見る意識はないのよ

でも素敵よ

Img_0868

これも本館にあった

初めて見た

今日は猛烈足が痛くなった

右足が捻挫したのに

左足のくるぶしのほうがうんと痛い

ともかく股関節ひざ関節足首関節くるぶし関節

皆いかれている

今日歩いたのは約15000歩だ

本当に歩けなくなった

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