団体展を見に行くと
その団体によって 同じような傾向の絵が連なってくるのはなんでだろう?
と
いつも思う
描く人は それがいいと思うからだろうなあ
と思うのだけれど
何で?と思ってしまう
この間の院展では 構図について そういう印象を持った
しかも それが 自分も頭の中で考えていたことでもあったので
!!!!!
もう金輪際いやだ と思った
だれかがかっこいいなと思うことをやると
真似したくなる そういう反応が
閉じた螺旋になると
そうなるんじゃないか
例えば ピカソの総合的キュビズムの時代の絵
とても魅力的で
あんな風に描いてみたいと思うのだけれど
これは
フランソワーズ・ジローの絵なんだが
考えると複雑だ
ともかく 団体展で 同じ傾向の絵が並ぶというのは異常な気がする
この間まで 絵画の中にはデザイン的な要素もあるなと思ったり
それは別に問題じゃないと思ったりしたけれど
コンセプトがさきにあって 構築していくのがデザインだとすると
そういう風に絵を創ると
デザイン的になるのだな
団体展で同じような絵が並ぶというのは
そういうことだろう
概念が 先にあって 絵がそれに従属している
それは とても 非芸術的なことだ