多視点 というのをそういう風に説明するものがあって
ピンとこなかったが
そうか
透視図法的なものの見方は
物を 向こうへと追いやる見方で
キュビズムはそれを自分の方に向かってくるものとしてとらえようとしたのだ
という記述があって
やっとそういう考え方がわかった
この絵もそうなのだ
これはたぶん記憶の中の絵
だからこのドアを開けて入っていけば
こうあるわけで
見えない位置にあるものも
透けているように描いてあるけれど
それは入っていけばこうあるというのは
よくわかっている眺め
そういう風に
時間の経過も絵の中に取り込むことと
多視点 って
関係あるのだな
ということが分かった
その
時間の経過を踏まえてとらえる
というの
かなり問題になったようで
それを一枚の絵に描く
というのを4次元っていうのか!?
4次元って 単純に 三次元の空間に時間軸を加える
みたいに理解していたけれど
絵の場合
軸を変える 視点を変える ということで時間を包含して
表現というのに凝ったわけだ
それが デュシャンなんかによくよく見られる表現だ
この絵が時間を表してるとか 動きを表してるとか
そりゃ みりゃわかるけれど
それと 多視点とは結びつかなかった
で 物を見るものに近づける というのとは花タイのものの見方が透視図法的
って
確かにそうだ
消失点を意識させるのだから
遠くを見晴るかすというか
結局視線を 遠くに押しやる
なるほど