でも年寄りだから しょうがないんだけれど
コッチも年寄りで 大変
私は耳鳴りのひどい難聴
武蔵は 大きくしないと聞こえない 老人らしい難聴
おばさんはほとんど頓珍漢
すごいよ
私が 何言ってるかわからないというと大声出す
何も怒鳴ることないでしょ
何か言うと怒鳴られるから
もう口きくのやだ
もう喋んない！
というと
聞こえないっていうから 大きい声出してやってるんだ
怒鳴ってんじゃねえや
というので
私は
大きい音がだめなの！
だから テレビはヘッドフォンで聞いてくれって言ってるでしょ
と喧嘩ばかり
あああ 年寄りの暮らしは 大変だ
というところは一致する
あのね 大塚先生の講義はほとんど聞き取れない
もう しょうがない講義してくれそうなことは自分で下勉強する
先日
実は先生のおっしゃることは全然聞き分けられないの
私耳鳴りがひどくて 聞き分けられない
と言ったら
あ この部屋がね 響きすぎるし
僕は声が割れてるの
とおっしゃる
病院に行けば と いうのは面倒くさい
具合の悪いところ全部病院に行ってたら日が暮れる
次年度 彩友会のスケッチは鎌倉だって
切通とか 行くの 足がだめな私じゃ無理かなあ
などと思い
思い出したのはここ
釈迦堂の切り通し
なんで わたし こんなとこ知ってるんだ？と思いだすうち
勤め先の遠足の時 班行動というので
子供たちがかまくら中歩き回った
そういう時 チェックポイント と言って
あらかじめ決められたところを何か所か通るコースを
こどもが作る
チェックポイントで 待ち構えてるのが仕事
で わたしここにずっといたことがあったんだわ
それで
班行動で面白いこと思い出した
尾瀬のことだ
だから林間学校だな
尾瀬ヶ原を班ごとの散策するんだけど
あそこは途中休憩所があって
そういうところでポインターの私は待ち構えている
そういうところおじさんおばさんが くつろいでいるのよね
何しているの？と聞かれこれこれこういう仕事中
いまから子供たちが来るからね
いいもの プレゼントするからね
待ってて
といい
さあ カモが来ました
「ハイハイここが 大橋ポイント（当時私大橋）よ
ここは 一曲 合唱しないと通れない
さ お歌い」
とやった
「ほら おじちゃんおばちゃん 聞いてくれるよ 張り切って！」
というと
まさか私がでっち上げてるとは思わない子供たち
嬉々として ちゃんと6，7人のメンバーで並び
班長は ちゃんと皆をまとめ 指揮を始めて
♪ ♪ ♪
大きなお口で 素敵なハーモニーを披露した
（その学校よく歌う学校だ
あ！ わたし よく歌わない学校に当たったことない）
フフフ
騙されたとは気づかなかったろう
（❔ 先刻 承知の助か？）
おじちゃん おばちゃん達は大喜び
あああ
中学生高校生の合唱って大好き
あああ
もう全然聞いてないなあ
これでも聞くか
よく聞いたよ この歌
すぐ逃げられたけど・・
私小学生の時飼ってた犬
散歩に原っぱに行くまで
抱っこしていって
我ながらバカみたい と 一人照れてたの思い出した
昨日の課題は
白いものと透明なもので静物画
というもの
昨日また男のYさんが席がそばになった
この課題で頭に思い描くの
モランディ だよね という声がして
ふんふん 私もそうだな
と思ったのだが
ここにさ 瓶入れようと思うんだよね どうよ
というので も一寸背高くしたら？といったら
そおお？ モランディって 上のほう開けて描いてるよね
というので
そんな風に思ったことはなかったので
同じ人の絵を見ても読み取るものは 人によって違うね
面白いね
ということになった
確かに 上開いてるけど
私のイメージでは
キッチンと まとめる人ね
というイメージだった
瓶をひっくり返して描いたりはしない
几帳面？と思ってたので
副会長 そういうタイプでないか？というと
へえ！？？
と 怪訝そう
副会長さんの絵 こういうの
絵を探して エゴサーチしたら
オザンファンのこういう絵も出てきた
私は印象的には似たものを感じたけど
理論的には違うんだ
へえ！？
ピュリズムだってさ
モランディは こうまとめちゃうみたいなのは多いけど
一つ突き抜けて
という構図の絵もある
モランディの瓶たちは
かたち 抽象化されてるけど
暖かい面 線 なのだな
ま われわれ 素人お絵かき集団は
どうしても 視覚的リアリズムにはまってしまうのよ
