大学入試をめぐって
教育問題いろいろ出てきている
こういうところにますます差別がはびこるのは
本当にムカつく
私の時代だって 教育をめぐっての階層差別というのは
あった
私が想像する以上にひどいものもあったとこの頃思い至ることがある
でも私の親たちは 貧しく親無しで育ったので
教育を受けることもできずすごく悔しがってた
しかも学歴差別というのもすごかったのだ
然しこれは親の世代
武蔵も 母親の田舎に疎開した後
お父さんが亡くなって
これまた兄弟は貧困にあえいで
教育どころではなく
母や父と同じ目に遭ってきた
こっちの田舎に来てみて
私の世代でも東京と地方では
かなり状態が違ったのだというの
実感することが多い
私自身は 大学受験に失敗しまくり
親は頭にきて 混乱
混乱されても
私の問題だよ
自分が先が見えない！
と
親に干渉されずに生きていきたいと家出して
放浪
それでいろいろ働いても先が見えなくて
どうやって生きて行こうかな
と思いめぐって
美術なんか才能もないしあきらめ
教員養成大学に行くことにした
公立ならアルバイトしながらでも大学生やれる
ってもちろん友人たちの助けも
一杯あったけど
これは 東京だからだ というのは言えることだ
地方だと交通手段だって大変だし
アルバイトだってそうそうあるわけないし
とこう振り返ってみると
この時代
日本は今と社会の様相もかなり違う
これからは塾に行かなきゃ大学にも行けない時代になる
って
何これ？
民間模擬試験なんて
実は 私の子供時代にもあった
小学校の時近くの友達が 受験情報に詳しくて
（お兄ちゃんがいたからな）
誘われて受けに行ったことある
会場は専修大学だった
この結果なんて受験には関係ない
学テの歴史を見ると
私の中学は学テを受けたがこれは
すべての学校 という制度ではなかったようだ
同級生にこれで1番になった子がいて
これ1番って 全国１番じゃないの？
超美人 超お金持ち
まったく！なんであなただけ独り占めよ！
と文句言ったら
私だってあなた うらやましいわよ
面白がりの才能すごいじゃない
と逆襲された
ともかく競争原理というのは
教育には合うわけない！
でも
2004年 小泉首相の弁↓
子供のころから競い合い、お互いに切磋琢磨するといった意識を涵養する。また、一時はいろいろいわれたが、まさに大学全入の時代であるため、全国学力テストを実施する
だって！
この競争原理を学校に持ち込むかどうかでは
教員時代はもう まったく二手は相いれなかった
しかし 地方はもっと この競争原理に洗脳されている感じがする
そうして今の時代に入ってきて
露骨に教育界も金の世界
日本は 沈没するぞ
