109 殿上より (122) 2019.9.9
殿上より、梅の花の散りたるに、その詩を誦して、黒戸に殿上人いとおほくゐたるを、うへの御前きかせおはしまして、「よろしき歌などよみたらむよりも、かかる事はまさりたりかし。よういらへたり」と仰せらる。
◆◆殿上の間から、梅の花が散っているのに、(以下脱文があるか?)その詩を誦んじて、黒戸に殿上人がとてもたくさん座っているのを、主上がお聞きあそばしていらっしゃって、「並み一通りの歌などを詠んでいようのよりも、こういうことはずっと優れていることだね。うまく応答したことだ」と仰せになる。◆◆
■その詩=「その詩」は何を指すか分からない。
■黒戸=清涼殿の北の廊にある戸。ここはその戸のある部屋。
殿上より、梅の花の散りたるに、その詩を誦して、黒戸に殿上人いとおほくゐたるを、うへの御前きかせおはしまして、「よろしき歌などよみたらむよりも、かかる事はまさりたりかし。よういらへたり」と仰せらる。
◆◆殿上の間から、梅の花が散っているのに、(以下脱文があるか?)その詩を誦んじて、黒戸に殿上人がとてもたくさん座っているのを、主上がお聞きあそばしていらっしゃって、「並み一通りの歌などを詠んでいようのよりも、こういうことはずっと優れていることだね。うまく応答したことだ」と仰せになる。◆◆
■その詩=「その詩」は何を指すか分からない。
■黒戸=清涼殿の北の廊にある戸。ここはその戸のある部屋。