発遣の儀
いよいよ伊勢へ出発となると、宮中で『発遣の儀』が行われました。ここで天皇は「都の方に赴きたもうな」とお声をかけられ、斎王の髪に「別れのお櫛」をさされたとか。斎王も決して振り向いてはいけないというしきたりだったそうです。
これにより、天皇の祭祀権を斎王に分け与えました。
小さなお櫛に多くの涙と責任の重さが込められた、悲しい儀式だったことでしょう。
◆写真 京都御苑 平安時代の内裏を忍ばせる
いよいよ伊勢へ出発となると、宮中で『発遣の儀』が行われました。ここで天皇は「都の方に赴きたもうな」とお声をかけられ、斎王の髪に「別れのお櫛」をさされたとか。斎王も決して振り向いてはいけないというしきたりだったそうです。
これにより、天皇の祭祀権を斎王に分け与えました。
小さなお櫛に多くの涙と責任の重さが込められた、悲しい儀式だったことでしょう。
◆写真 京都御苑 平安時代の内裏を忍ばせる