永子の窓

趣味の世界

源氏物語を読んできて(賀茂神社と葵祭)

2008年05月04日 | Weblog
賀茂神社-葵祭
 
 この祭、もともとは京の先住民族ともいえる賀茂氏の祭りだった。現在の上賀茂神社(賀茂別雷神社)と下鴨神社(賀茂御祖神社)という賀茂氏の神社で五穀豊穣を祈願する祭りが、平安遷都を境に、国家的な祭りへと発展していった。さわやかな新緑におう皐(さ)月のころ、藤の花で飾られた牛車(ぎっしゃ)や、輿(こし)に乗った斎王(現代は斎王代)を中心にした行列が、御所を出て下鴨神社から上賀茂神社を巡幸する。1956年の葵祭以降、祭の主役として一般市民から選ばれた未婚の女性を斎王代として祭を開催するようになった。斎王代に選ばれた女性は唐衣裳装束(からぎぬもしょうぞく)を着用し、舞台化粧と同様の化粧に加えお歯黒も施される。

◆この写真は、斎王代の輿

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