NPOな人

NPOの現状や日々の雑感などを徒然なるままにお伝えします。

元町チャーミングセール

2010年02月25日 | 経済情報
昨日は、神奈川県商工会連合会で仕事を済ませた後、久しぶりに横浜元町を歩いてみました。チャーミングセールの期間中とあって、平日だというのに大変な賑わいです。







通りを歩く人の9割は女性です。皆さん、ショッピングに向けて万全の態勢で、消費動向が落ち込んでいるなんて外国の話のように思えます。横浜元町のまちづくりと集客力には今更ながら驚かされます。







「それは横浜だから、元町だからさ。」とお考えの方も多いと思います。しかし、横浜元町は関東大震災と第二次世界大戦で二度焼け野原になっているんですね。現在の繁栄は、決して自然にできたものではなく、地域の方々の永年の努力の結果であり、その努力が今なお続けられているからに他なりません。

以下は、横浜元町ヒストリー<杉島和三郎さんの話>からの抜粋です。
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まちづくりにみなさんが一体となれるのは、つねに危機感を抱いているからだと思います。お客さまに喜ばれる努力をするのは商人として当たり前のことで、お客さまにながく支持されるにはどうしたらいいかを、ことあるごとに議論できる場を持ち、議論の仕方を知っている二代目、三代目が育っているからだと思います。元町には、問題に直面しても、泣き言の前に解決策をみんなで考える雰囲気があります。みんなの力で何とかしよう、とする前向きなエネルギーがあふれていると思います。
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現在は、どこの街も中心市街地の空洞化が進んでいます。商店街の方々も様々な努力をされていますが、なかなか上手くいかないことも事実です。既に、あきらめかけた地域も少なからずあります。しかし、今こそ杉島さんの言葉を噛みしめる必要があると思いながら元町を歩き続けました。
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