NPOな人

NPOの現状や日々の雑感などを徒然なるままにお伝えします。

平成の大合併

2016年02月20日 | NPO
所用で埼玉大学に行きました。

途中のバスから、「⇒○○(旧与野)」と書かれた交差点の案内標識が見えました。

平成13年5月1日に浦和市・大宮市・与野市の3市が合併して、さいたま市が誕生してから既に15年近く経過していますが、未だに旧市名を表示していることに驚きを覚えます。

明治、昭和に続く平成の大合併では、約3,200あった市町村が1,700ほどになりました。

平成22年3月に総務省が公表した評価では、「合併の効果が表れるまでには10年程度の期間が必要であると考えられ、現時点では短期的な影響の分析に止まらざるを得ないが、多くの合併市町村の行政・住民、また世論の合併への評価は大きく分かれている。」と述べられています。

東日本大震災の被災地でも、避難や復興に際して合併の軋轢が少なからず影響している地域がみられますが、まちづくりや行財政の効率化が図られる一方で、地域の伝統や文化など住民の心に深く関わる部分が置き去りにされてしまったことは否めないと思います。

こうした問題が解決されるためには、長い時間のほかに何が必要となるのでしょうか・・・


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