六本木ヒルズの森アーツセンターギャラリーで開催中の「新・北斎展 HOUKUSAI UPDATED」を見てきました。
北斎研究に生涯を捧げた研究者である故永田生慈氏の選りすぐりのコレクションが展示された圧巻の展覧会です。
富嶽三十六景や北斎漫画などの有名作だけに焦点をあてるのでなく、春朗や宗理の時代の作品も数多く展示され、真の北斎の姿を浮かび上がらせる構成はとても新鮮に感じました。
お土産は展覧会の図録と、「しん板くミあけとうろふゆやしんミセのづ」という組絵です。
この組絵は描かれたパーツを切り抜き、立体に仕上げるもので、風呂屋の店先と内部が綿密に作画されているとても興味深い作品です。
子どもの玩具のようにも見えますが、実際は大人が組み上げることを想定しているようで、仕上げるのは以外と難しそうですね。