1票の格差が最大で3.00倍だった今年の7月の参議院選挙は、高松高裁で「違憲状態」との判断が下されました。
神山隆一裁判長は判決理由で「3倍という投票価値の格差は常識的に考えても許容しがたい」、18年に成立した定数6増の改正公選法について「最大格差を3倍未満にするための弥縫策にすぎず、格差是正が放置されたまま今回の選挙を迎えた」とし、国会の抜本改革放置を厳しく批判しました。
弥縫(びほう)とは、欠点を隠すために一時的に取り繕うこと、「いつまでも合区や定数増でお茶を濁し続けることはできませんよ」ということを国会に突き付けた形になりました!
しかし、「違憲状態」って何だ!!
最高裁の考え方によれば、「違憲状態」が長期間続いてようやく正式な「違憲」となるそうですが、既に「違憲」じゃないのか!!!