長光寺のすぐ隣には 康安元年(1361年)開山 「日蓮宗・妙宣寺」があります。
このお寺でもしだれ桜は悠然と咲き誇っていました。
山門の横にこのような素敵な言葉。
山門を覆うしだれ桜・歩み入る人に幸せを与えています。
このお寺の歴史は、この美しいしだれ桜の華やかさに比べて
力強い信仰に基づいた日親情人のすさまじい生き方の上にあります。
1407年この地に生まれた日親は21歳で上洛
「立正治国論」を時の将軍足利義教公に進言、法華信仰をすすめた
為、将軍の怒りに触れて入牢させられるなど数々の迫害を受ける。
中でも真っ赤に焼けた鍋を頭からかぶせられても信念を通したので
「鍋冠日親」と讃えられるようになりました。
日親上人産湯の井戸が現存しています。