近所に住んでいた親切なKさんは我が家の植木を
覘いては植物の話をされるのがお好きだった。
我が家には「イチジクの木は無い」 と言うと
早速に自宅から小さな苗木を持って来て「植えると増えるよ」
言って下さった。
それから4年ほどしたらそのKさんが亡くなられたことを
知って驚き嘆き悲しんだ。80歳くらいだったけどダンス
などされて元気だったのに・・・
そのKさんが下さったイチジクが大きくなってきて今年は
小さな実を沢山つけた。
はじけて落ちてしまうので主人がその小さな実を食べたら
あま~いのだそう。私も食べてみたら本当に甘い。
右側は愛知産の普通のもの
左側が我が家に出来た小さいイチジク
中身はちゃんと普通の感じ
私はこれをジャムかシロップ漬けにしましょう、と思ってましたが
生で食べることにしました。
イチジクは花が咲かないから無花果と言いますが中の種のような
物が花だそうです。
不老長寿の果物などと言います。メソポタミアで6千年前から食していたとか。
親切で素敵だったKさんを偲びつつ、甘い小さなイチジクを思い出と共に
頂いています