ブログ仙岩

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ハードボイルド作家大沢在昌親を語る

2014-01-07 09:19:17 | 日記
昨夜の11時代は聞き逃したが、今日の0時代の大沢在昌推理作家のトーク「親を語る」を聞いた。

1956年名古屋生まれ慶応法学部中退、中日新聞記者の父の多忙な仕事ぶりを見るたびにこんな仕事はしたくないと小さい時から思っていたが、今考えると結果同じような仕事に携わっていると気づいたという。

ハードボイルドはもともと固ゆでの卵のことで、冷酷で強靱な精神の持ち主のことであり、一人っ子の大沢氏はわがままなところがあり、愛娘には自由に、自分でやりたいように注文は付けず、門限を設けるところか、どうして早くしっかり帰宅するのかと問い遊んで来いと言ったという。

トーク本命の父の本は沢山あり、児童文学を買ってくれたが、シャーロックホームズなど推理小説を愛読したと。中2頃からハードボイルド愛読、短編習作、中3頃から生島や五木寛之の作品に親しみ、図書館の本を借りて乱読、21歳でオール読物新人賞応募落選するも、その後父はこっそりある作家に作品を見せると、悪もなければ、欲もない売れない作家と評されたと息子に知らせたほど作家になることに反対していた。
また、母は売れない作家の自分にどうして作品の良さが分からないのかねとぼやいていたとか。

しかし、本人は1990年「新宿鮫」がベストセラー、日本推理作家協会賞、吉川英治賞を受賞し~2009年まで推理作家協会理事長を務めた。