ブログ仙岩

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金子みすずの星とたんぽぽとこころの歌

2014-03-04 08:54:39 | 日記
昨夜BS日本こころの歌「恋衣」から始まってフォレスタの熱唱を聞いた。

君まてども、さくら貝の歌、忘れな草をあなたに、雨に咲く花、雨のブルース、菅原洋一知りたくないの、今日でお別れ、別れの朝、恋のフーガ、ザ・ピーナッツウナ・セラ・ディ東京、西田佐知子赤坂の夜は更けて、越路吹雪愛の賛歌、テーマ曲「明日へ」で終わった。

このスポンサーH検査KKは自社の見えない仕事の内容に合わせて、コマーシャルに金子みすず「星とたんぽぽ」を使用している。

青い空の底ふかく 海の小石のそのように 夜がくるまで沈んでいる 昼のお星は目にみえぬ 見えぬけれどもあるんだよ 見えぬものでもあるんだよ
散ってすがれたたんぽぽの 瓦のすきにだァまって 春のくるまでかくれてる つよいその根は眼に見えぬ 見えぬけれどもあるんだよ 見えぬものでもあるんだよ

金子みすず(本命テル、1903~1930)は山口県長門市の裕福な家庭に生まれても、3才で書店長父は清国で不慮の死、目にした捕鯨供養から、東大入試にも出た「大漁」で鰮の弔い、「積もった雪」から、積雪の上(寒かろう)中(見えなかろう)下(重かろう)と雪の心情を詩っている。浮気夫との離婚、娘の親権争いから26才の若さで自殺、生きていれば、風化する震災をどのように詩ったであろうか。