ブログ仙岩

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3年たって増加する震災関連死など放映

2014-03-21 05:47:28 | 日記
20日昨夜のNHK福島「はななかあいづ」を見た。

まず、最期の卒業式となった南相馬真野小が津波被害で141年の歴史を閉じ次年度から鹿島小に編入すると。卒業生は一人一人感謝の気持ちを述べていた。霊山小国の隣福島市大波小は線量高く一人の卒業式となり、来年は入学者なしで休校という。

次に、福島市に寺ごと避難の浪江町大聖寺青田敦郎住職のお話で津波被災者おおよそ100人を上回る150人の関連死と。今月11日町が初めて震災物故者の慰霊祭を行った。青田さんは震災で亡くなった人より、避難先でなくなる檀家が増えているという。

避難先で持病悪化で亡くなった60代女性の骨壺を浪江のお墓に納骨していた。また、3回も避難先を変えた埼玉の亀田和行さんは一時帰宅したときに写した故郷の写真を父義勝さんに見せると、それまで描えていた絵を辞めて1年後に亡くなったという。避難先で描いた故郷の田んぼの絵を見てなにほど自宅で死にたかったかと願いがかなわなかったことに涙していた。

取材者は、現在135000人の避難者がおり、福島1679人、宮城883人、岩手439人の関連死で、福島はこの1年で349人と突出しているという。このままでは益々関連死は増加、総合住宅に入居し暮らしの安定を図ることが最優先と話していた。