ブログ仙岩

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無人の町「じじい部隊」日夜の奮闘

2014-03-09 08:47:57 | 日記
3/7NHKスペシャル10時から放映大熊町退職幹部6人からなる「じじい部隊」の20mSv/年以上帰還困難区域での活動を継続取材したドキュメントであり、大熊町民は宮城県でも高線量地区丸森町民から土下座しろと言われた原発城下町である。

1万人が避難する大熊町民は全員帰還から帰還と移住の決断に迫られる95%帰還困難区域は厳重なゲートに閉ざされた旧熊町村を通る6号国道の画像が目に映った。防護服に身をつつんだじじい部隊は防犯防火パトロールの様子、一時帰宅民扶助、除染作業の監視の様子が映った。また、昨夜のテレビに大熊大川原地区を訪問した安倍総理が映っていた。

第一原発冷却用水(事故前は原子炉沸騰用水)大川原川の坂下ダム管理事務所が活動拠点であり、私は2003.1.11ダム中ごろにあるいろりの里登山口から日隠山(602)に登ったことから、懐かしく隊員の活動を見つめた。また、鎌田清衛氏の調査研究にもあるように日隠山に日が沈むところでも有名である。

中でも、原発近くで音の鳴り止まない線量計56μmSv/h、屋根に上がっての雑巾での除染作業、どうして地下汚染水が増えるのかとの疑問から、湧水の測定、投網で川魚を捕獲測定、川水測定異常なしで安堵の表情、懸念されるダムからの冷却水配管漏れの現地駐在員との協力、そして、野菜など試験栽培で被害が夜のカメラ監視でイノシシ、ネズミと分るなど、大熊町の全域の帰還促進へ四季を通じて自ら最前線に立つじじい部隊の姿であった。