ブログ仙岩

各紙のコラムや報道番組、読書の感想、カメラ自然探索など。

クモの糸から鉄と同じ強さの糸テクノロジー

2014-03-20 08:23:36 | 日記
今朝NHK「明日へのことば」自然への知恵を暮らしに生かすのテーマで東北大大学院石田秀輝教授のネイチャーテクノロジーのトークを聞いた。

途中から聞いたが、完全介護のテクノロジー社会から学ぶものは何もない。即ち、自動ブレーキ安全走行のエコカーだからより多く走行してもいいという考えになっている生活者にはエコの企業努力に反している。ここで問題はテクノロジーだけが優先して人間生活に結びついていないことであり、このまま進行すれば2030年には文明が崩壊の危機に立たされるという。

このお話から、イギリスロンドンのタクシー運転手の脳は高齢になっても発達していた。これは12歳で脳の発達がストップする考えを覆した。カーナビのない車で脳内地図からいかに早く目的地に行くかを絶えず考えて運転しているからと。

歴史の中で、一番自然と人間が調和したのは江戸時代という。その江戸時代には戻れないが学ぶことは可能である。即ち、人と地球を考えたものづくりで、クモの糸の強さから鉄より軽い同じ強度の糸の開発、モンシロチョウのピエシリンの抗がん作用からがん治療、白アリの巣から無電源エアコンの開発と環境に優しい自然の持つ完璧循環の生活は持続可能な社会である。

すべて自動化すると、人間の手足や脳が退化することから、停電でご飯が食べれないでは困り、水、米、鍋、薪、マッチがあればご飯は食べれることを教えている。