ブログ仙岩

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いわき漁協コウナゴ漁初の試験操業

2014-03-26 07:49:40 | 日記
いわき市漁協の試験操業で初のコウナゴ(イカナゴ)漁(敷網や船曳網など)が25日、3年ぶりいわき沿岸部で始まった。昨年四倉はいわきで勿来に続き2番目に海開きをした。砂浜ぎりぎりまで小舟が来て漁をしてる風景は震災前は春の風物詩である。

コウナゴ漁が春を告げるもの、昨日は20度にもなった福島、仙台で梅が開花したと。いわき7漁港から22艘が出航したが、1トン400kgが勿来漁港に集められ茨城大津加工組合に運ばれ放射線を検査、安全確認後首都圏に出荷されるという。しかし、コウナゴ漁終わりの時期で水温が高く水揚げ量は少なかったという。

コカナゴはもともと冬に生活する稚魚で、夏場は砂に潜って冬眠ならぬ夏眠する。

コウナゴはスズキ目イカナゴ科の稚魚で、東北コウナゴ(小女子)、西日本シンコ(新子)と呼ばれ、成長して、北海道はオオナゴ大女子、東北メロウド女郎人、西日本フルセ古背、カマスゴ加末須古、カナギ金釘と呼ばれ、イワシと並んで沿岸での植物連鎖には重要な稚魚でもある。

佃煮として食卓ではなじみ深く、炊き上がったイカナゴは曲がった寂びた釘に似ていることから釘煮と呼ばれる。