オヤジの弁当箱

日々の手作り弁当だけが生甲斐のしょぼくれオヤジ。弁当メニューと併せて日々の雑感を付記。

熟れ寿司

2011-08-07 | Weblog

8/7(日) 今日は朝から事の他の暑さ、真夏だ。昨日は曇り空で蒸し暑かった。暑い日の食べ物は何と云っても素麺に限る。

昨日の昼と晩、今朝と素麺尽くし。夏場、我が家では蕎麦よりも素麺が主流となる。連日連夜、渋谷「奈加野」に出没。ここの「茄子煮浸し」が美味い。流石に年季の入った日本料理の板前が作るだけのことはある。要は、出汁がしっかりして作りが綺麗なのだ。

店主に、この茄子煮浸しに「素麺」を付けてくれと頼むが『素麺が無い』とか云ってやってくれない。面倒がっているのだろう・・・。挙句に、『自分で作れよ』と来た・・・。

金曜日もそんなやり取りがあった。その夜は、資材局の先輩・同僚・後輩との懇談。仕事をリタイアした先輩が、趣味の範囲を越えて丹精した「ゴーヤ・茄子」をお土産に下さった。

美味しそうな茄子を頂戴したので、土曜日の昼は「茄子煮浸し&素麺」を作ることとした。出汁は、冷蔵庫で眠っていた稚鯛と鰹節で採った。茄子は、奈加野の店主が云う、油で一旦揚げてから皮を剥く。ついでにオクラも素揚げに。

取立ての出汁と皮を剥いた茄子を煮る。素麺のツマに茗荷・大葉・生姜を準備。氷水でよく洗い冷たく冷やした素麺と、煮上がった茄子も冷蔵庫で冷やす。素麺汁も作りたての鯛汁に氷を入れて使う。

千切りキュウリや、刻みオクラを入れたりと、三食も素麺が続いたが一向に飽きない。夏は素麺に限る・・・。

 「熟れ寿司」

素麺ばかりかと云えば、さに有らず、昨夕は地元の友人からの誘いで「熟れ寿司」を食べることとなった。店の名は「かっぱ」と云う。学芸大学で店を始めて50年近くになるそうな。熟れ寿司も色々あるが、此処の店は「紀州熟れ寿司」、江戸前寿司の原型とか・・・。

                        

この店のご夫妻が紀州の出身。それも、亡くなられたご主人の生家は今も海南市で熟れ寿司を商う老舗と云う。そんなことから、紀州の味の店を始めたそうだ。

この店は、情報誌や新聞でも取り上げられたことがる。先日もFMラジオで紹介され、それを友人が聞いて「行こうよ」と誘われた次第。実は、6年ほど前になるか、やはり新聞に載った。それを郷里の大先輩が見て、食べたいと言って学芸大学まで来たことがある。残念ながら、日曜日でお店が休みだったようだ。

その話を聞かされた後、家人に購ってこさせたことがある・・・味などは忘れていた。そんなことは云わず、食べてみたいと言う友人に付き合い、ビールとハイボールを飲み「熟れ寿司」を頂いた。

種類は五種「鯖・鯵・鱒・鯛・海老」である。お値段は、一本が300円~450円と手頃である。笹で巻いた一本を三切れに切って出してくれる。食べ頃は漬け込んで四日目ぐらいからとのこと。丁度四日目の鯵・鯖・鯛の三種を二人で頂いた。

                        

魚の切り身と生姜が酢飯に載り、笹で巻いて重石をしたセイロのような四角い箱で熟成している。食してみて、残念ながら魚の区別は付かなかった。

気さくな大女将とその娘さんでやっている、居酒屋「かっぱ」。紀州の品にこだわりと誇り、生き甲斐を持っている。昨夜は、梅肉入りの卵焼き・鰯の梅肉煮・秋刀魚丸干し焼などを肴にした。

一年ほどで店が取り壊しとなり、自宅の一部でもっと小さな店になると云う。学芸大学方面にお越しの際は、一度寄ってみたら如何か。インターネットで検索すると出て来るようだ。

店はカウンターだけで、10人も入れば満席となる。昨夜は遠くから来た五人組みと地元の方が二人、それに我ら二人。

 

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